女王安藤の風格

　19日の女子W世界戦に登場するWBA女子世界ライトミニマム級王者の安藤麻里(フュチュール)と挑戦者のマリア・ヒメネス(メキシコ)が前日計量と記者会見を行った。

　王者・安藤は「緊張は特にしていないが計量をパスして試合への「スイッチ」が入った感じだ」。「パンチ力は上がっていると思うのでチャンスがあればKOを狙っていきたいと思っている、今回は友人や家族を10名ほど呼んでいるのでパワーに変えて頑張りたい、関西で世界戦が出来ることは幸せでうれしい」。将来は海外での試合もしたいので確実に勝っていきたいと思うと語った。

　フュチュール会長の「安藤は確実にチャンピオンになって強くなった」という言葉を裏付けるように、会見は終始リラックスムードと「自信」が漂っていた。
　記者の「久しぶりのベルトはどうでしたか?」の質問に「重かった!やっぱりだれにも渡したくない!」と目が早くも輝かせた。今晩は実家に帰り試合前恒例母親の「豚の生姜焼きとごはん」を食べて明日に備えると元気良く帰って行った。

　対する挑戦者のヒメネス選手は「1Rから積極的に攻めて勝って帰りたい」と言い、「計量も終わったので早くご飯が食べたい。パンに目玉焼きとベーコンを乗せたものをコーラで流し込む」と足早に会見場を後にした。

■前日計量結果
WBA女子世界Lミニマム級タイトルマッチ10回戦
王者・安藤麻里(フュチュール)
体重:46.8kg
体温:36.8℃
血圧:117/81mm/Hg
脈拍:50min

挑戦者・同級4位
マリア・ヒメネス(メキシコ)
体重:45.6kg
体温:36.5℃
血圧:111/71mm/Hg
脈拍:76/min