後はやるだけ!

　大晦日にTBS系列にて全国放送されるWBC世界ミニマム級タイトル戦、王者・井岡一翔(井岡)と挑戦者・ヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)の調印式と前日計量が、ヤマダ電機LABI1なんばにて行われた。

　公開計量前に行われた調印式に姿を現した王者と挑戦者はともに終始落ち着いた様子。グローブチェックでは右のグラブの選択に時間を掛けた王者井岡は挑戦者の印象を聞かれると「若くて勢いのあるアグレッシブなタイプ」と評す一方で、これまで両者ともにプロキャリアが8戦ということに触れ「同じ8戦でも自分はレベルの違う相手と戦ってきた。試合ではチャンピオンの戦いを見せる。大晦日は僕が盛り上げる。」と静に闘志を燃やした。

　調整に関して聞かれた王者は「コレまで順調にきている。減量も苦労していない。」と好調をアピール。「現在の体重がベスト。大晦日に試合が出来るので、後はいい試合をして、いい印象を残したい。」と今年最後の試合を前にベストマッチを約束した。

　初の世界タイトル戦に挑む挑戦者のヨードグン選手は「世界に挑戦させてもらえてとても光栄。タイで応援してくれているみんなのためにプレゼント(チャンピオンベルト)を持ち帰る」とこちらも落ち着いた様子で意気込みを語った。　　

　王者の印象を聞かれると「井岡選手はパンチも速く、目もいいのでディフェンスの研究をしてきた。」作戦を聞かれると「ファイターとして前に出て戦う。」と話し「相手(王者)を見ても不安はない」と自信を見せた。
　大晦日ボクシング大阪の陣!!いよいよ明日ゴング!

■検診結果
王者:井岡一翔
体重:47.5kg
血圧:128/88mm/Hg
脈拍:59/min
体温:35.7℃

■挑戦者:ヨードグン・トーチャルンチャイ
体重:47.2kg
血圧:111/72mm/Hg
脈拍:50/min
体温:36.8℃