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[世界戦速報と試合後会見]2024.10.13

井上拓真vs堤聖也! バンタム級決戦!

 WBA(世界ボクシング協会)バンタム級タイトルマッチ、王者の井上拓真(28=大橋)対同級2位の堤聖也(28=角海老宝石)が13日、東京・有明アリーナで開催された「Prime Video Boxing 10」のDAY1のメインイベントで行われた。

 両者は、2012年インターハイ準決勝で対戦し井上が勝利している。12年越しのリベンジに燃える堤と、チャンピオンとして迎え撃つ井上。バンタム級注目の一戦に視線が注がれた。

※採点表あり
堤聖也(角海老宝石)が新王者!
 高校時代に拳を交えた井上と堤が、12年の時を経てバンタム級の世界戦で拳を交えた。ジャブの差し合いから始まった試合は、井上がシャープな左でポイントメイク。続く2回からは堤が圧力を増すも、井上のディフェンスが機能し、3回には右アッパーを好打。激しい打撃戦の中で、ペースが揺れ動いた。しかし、4回からスイッチを多用する堤がボディに狙いを定めると、連打力を活かした打ち合いを仕掛ける。迎え打った井上は7回に右ストレートで左目上を切り裂くが、守勢を強いられるシーンが増えた。10回にはバランスを崩した井上に左フックをねじ込んだ堤がロープダウンを奪う。気迫の打ち合いに会場の大歓声が後押しした。12回、渾身の打撃戦の中で、終了のゴング。判定はジャッジ3者が堤を支持。世界新チャンピオンのベルトを高く掲げた。
「ずっと追いかけてきた相手に勝てた」
 世界初挑戦で戴冠した堤は、「嬉しい。ありきたりの表現だが、実感がない」と感無量の表情を見せた。「スピードは、予想の範囲内で1ラウンドで見慣れた。上が当たらず下(ボディ)から攻めようとしたが、下も当たらずボディというよりは、体に当てる意識でパンチを出し、手数が減ってきて自分のパンチが当たり始めた。どのラウンドを取った、取られたなんて考えず、1ラウンド1ラウンドを全力で戦った。あの瞬間、結果を聞くまで、ずっと怖かったけど、本当に嬉しかった」と、勝利の味を噛み締めた。

アマ時代のリベンジを果たした

 アマチュア時代のリベンジを果たした堤は「拓真選手がいなかったら、プロボクシングの世界には入っていない。インターハイからずっとリベンジを考えてきて、向こうは僕の印象もなく片想いだった。追いかけて、追い付いて、今日超えることが出来た。本当に気持ちが強く、戦っていて怖さが常にあった」と話すと、目頭を熱くして、敬意あるライバルへの気持ちを語った。
石原雄太トレーナーと掴んだ栄光
 昨年のモンスターバンタム級トーナメント決勝戦で拳を交えた故・穴口一輝さんへの思いを聞かれると、「この場で言うことではないが、(世界王座獲得を)報告したい」と答えた。

 今後について聞かれたバンタム級新王者は、「バンタム級の王者が4人とも日本人。誰とでも戦うし、他のベルトも欲しいと思うのが普通。評価が高い拓真選手に勝ったからこそ、そう言っていい」と、王座統一戦への意欲を見せた。

バンタム級王座統一戦を希望

 デビューからコンビを組む石原雄太トレーナーは、「拓真選手が守りに入っている時に、気持ちと手数で攻める指示しか出していなかった。1ラウンド毎に冷静に試合を進めてくれた。普段の練習も心配になるほど、自分を追い込んでいた。本人の努力」と堤の戴冠劇に目を細めた。
「相手の方が気持ちが上だった」
 一方、3度目の防衛に失敗した拓真は、「気持ちで相手が上回ってきて、技術的な面でもしっかり対策してきたんだなと思った」と振り返り、「結果が出る前から負けたと思った。後半から相手のペースになってしまった。全てにおいて中途半端だった」と反省の弁が口をついた。

「後半から相手のペースになった」井上拓真

 続けて、「相手が上回っていたのは、気持ちの部分。それが技術よりも勝敗を分けた」と語り、リベンジに質問が及ぶと「今はゆっくり休みたい」と話すに留めた。

 大橋秀行会長は「勝敗は仕方ないが、良い試合だった」とし、ダウン裁定については「スリップダウンだと思い、違和感があった」と、リングサイドから異議を申し立てた理由を語った。

 井上真吾トレーナーは「堤選手の気持ちが強かった。拓真の悪いところが出て、そこに堤選手の気持ちの強さがあった」と振り返った。
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