和毅、後悔したくない!!

　「亀田祭り2011」12月7日、大阪府立体育会館に登場する亀田和毅が28日、所属のジムで会見し、練習を公開した。

　予定10分前に現れた"最終兵器"は終始リラックス。冒頭の会見では、口も滑らかで上機嫌。対戦相手のエドゥアルド・ガルシア(メキシコ)は、「メキシコで観た事がある」とし「打たれ強い選手だが、俺のスピードで圧倒する」と吠え、「後3戦。来年の誕生日(7月12日)までに世界をとる!」とカウントダウン宣言も飛び出した。

　「ボクシングは、昔は難しいと思った。思えば思う程に難しかった」と回顧。だが今は(練習を通して)"集中していれば絶対に勝てる"と心境の変化を吐露した。

　さらに、「世界戦は、36分で人生が変われる。そんな簡単な仕事は無い」と未来の自身を鼓舞し、ガルシアは通過点とした。

　ミット打ちでは、力強い左フックが目につき、体幹トレーニングまで披露。「来年は、俺の時代。(今まで)眠っといたけど、動き出すよ!」と目を輝かせた。

　「俺は、何階級制覇など考えていない。強い相手とビッグマッチがしたいだけ」と言い放ち、「もし俺が世界チャンピオンに成ったら、弱い相手と防衛戦を重ねたりしないよ」と笑顔。「(ボクシング人生)後悔したくないから」と、二十歳の素顔をちらつかせた。