アルセ王座返上、5冠へ!

　WBOのフランシスコ・バルカッセル会長が明らかにしたもの。これを受け、アルセは来週26日(日本時間27日)にメキシコのマサトランで同級4位のアンキー・アンコタ(インドネシア)と、ノニト・ドネア(比)が返上したWBOのバンタム級王座の決定戦に臨むことになっている。
　当初、アルセはドネアとの対戦プランもあったが、それよりもメキシコ人初の5階級制覇に目標を絞ったようだ。王座決定戦でグローブを交えるアンコタとは昨年1月、WBOのスーパーフライ級王座決定戦で対戦、アルセが7回負傷判定勝ちを収めている。アンコタの右目上の裂傷によって試合続行が不可能と判断されたものだが、それまでの内容も一方的だった。アンコタ戦以降、アルセは6戦5勝(5KO)1分。アンコタは今年5月の再起戦でWBOアジア・パシフィックのバンタム級暫定王座を獲得している。
戦績は32歳のアルセが66戦58勝(45KO)6敗2分。過去にライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級、スーパーバンタム級を制しているアルセだが、バンタム級では初の世界戦となる。30歳のアンコタは30戦25勝(14KO)5敗。