ボスキエロ、王座奪取に自信!

　代々木競技場第二体育館で11月6日に開催される「ワールドプレミアムボクシングThe REAL」WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦。
　WBC世界スーパーフェザー級王者"Genius"粟生隆寛(帝拳)からタイトルを奪うべく来日した、WBC世界同級9位"イタリアの伊達男"デビス・ボスキエロ( 伊)が30日、都内・帝拳ジムで公開練習を行った。
　28日に日本へ到着したばかりだが、長旅の疲れも見せず陽気なイタリアーノはトレーナーのジーノ氏と笑顔で報道陣を出迎え、会見前に軽めのシャドーで身体をほぐし、当日の試合を中継する日本テレビのカメラに向かい意気込みを語った。

　日本テレビが現在のコンディションを尋ねるとボスキエロは「日本はとても親しみやすい。それに減量も上手くいっている。日本にはイタリアに負けないほど美味いパスタがあるから(笑)。コンディションは問題ない」とリップサービスを交え笑顔を見せる。初めての世界戦に緊張はしているかと問われ「緊張感は高まっている。だが素晴らしいチームに支えられ、メンタル面はバッチリだ!」と"チーム・ボスキエロ"をアピールした。

　王者・粟生の印象を聞かれたボスキエロは「とても自信に満ち溢れ堂々としている。強い印象を受けるね。アオウはテクニックもあり、素晴らしいチャンピオンだ。僕も怯まず前に出るよ」と評し、初の世界戦に向け「チャンピオンベルトは重みのある物。人生の節目となる試合になるだろう。この戦いに勝利して人生を変える。そして2年前に亡くなった"ママ"にベルトを捧げる!」と力強くタイトル奪取を宣言。最後に挑戦者ボスキエロは「アオウ、俺のパンチに気をつけろ!11月6日は痛い思いをするからな!」と王者・粟生を挑発して見せた。

　公開練習ではスパーリングを行わず、ワンツーを中心とした軽めのシャドーボクシングからTシャツを脱ぎ、自慢の筋肉美を報道陣に披露。そしてトレーナーのジーノ氏が構えるミットに数発の左ボディ・右ストレートを打ち込んだかと思えば、みずから「フィニッシュ!!」と練習を切り上げ、集まったカメラマンにポージングをし、多くのフラッシュを浴びて"イタリアの伊達男"はご満悦の表情であった。

　挑戦者デビス・ボスキエロは自信満々でイタリアから日本に乗り込んできた。11月6日、果たして母国イタリアに世界最強の証を持ち帰ることができるのか…。

■ワールドプレミアムボクシングThe REAL WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ
王者・粟生隆寛(帝拳)VS挑戦者デビス・ボスキエロ(伊)
■日時:11月6日(日)
■会場:代々木競技場第二体育館
■開場:12時00分　開始:13時00分
■お問合せ:帝拳ジムTEL.03-3269-6667