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[試合後談話]2023.4.29

GW初日! 大阪で豪快KO決着!

 アポロジム主催の「APOLLO KO LIVE」が29日、大阪淀川区民センターで行われた。メインイベントでは、日本スーパーフェザー級24位の浅井大貴(33=アポロ)と山内翔貴(24=本田フィットネス)が58.2kg契約6回戦で対戦した。

 ゴールデンウィーク初日の大阪は、あいにくの雨模様となったが、熱戦の連続で会場は熱気に包まれた。
山内翔貴(本田F)が下剋上!
 初回は、浅井がジャブから右カウンターを好打し、先制攻撃。しかし、山内は怯むことなく距離を詰めると、2回に右ストレートで浅井の膝を揺らし、ワンツーからパンチをまとめてダウンを演出。立ち上がった浅井だったが、レフェリーは10カウントを数え上げた。
「敵地で勝つのは気持ちが良い」
 ランカーを撃破した山内は「右カウンターが効いたが、相手もダメージがあると言い聞かせて戦った。大阪は以前、西軍代表決定戦で負けているので、ここで勝てて良かった。アウェーで勝つのは気持ちがいいですね!」と殊勲の勝利に声を弾ませた。

 4回戦時代は勝ち負けを繰り返したが、4試合連続KO勝ちと絶好調だ。「ランカーになったことは、まだ実感が沸かない。それよりも、やっとA級ボクサーになることができた。ここまで長かった」。

4試合連続KO勝ち!

 熊本県の本田フィットネスジムに所属する山内は、4月16日(日)に同じ熊本出身の重岡兄弟の試合を配信で見て、刺激を受けたという。「これからも一つずつ勝っていき、ランキングを上げていきたい」と抱負を語った。
「右をもらったのは覚えているが」
 一方、ランキングを奪われた浅井は「右をもらったのは覚えているが…。一戦一戦がタイトルマッチのつもりで戦った。コンディションも良かったし、気負いもなかったので言い訳はしない」と話したが、「ここを勝ってタイトル戦線に弾みをつけたかったが…」と、まさかの敗戦にショックを隠し切れなかった。
烏頭尾一輝(アポロ)が初回KO!
 第4試合西日本新人王バンタム級4回戦では、石橋克之(35=姫路木下)と烏頭尾一輝(うとお・かずき/20=アポロ)が激突した。開始早々、烏頭尾が左フックでダウンを奪うと、グイグイと攻め立て、右フックで立て続けに倒し、フィニッシュした。
「パンチに自信がついた」
 2試合連続初回KO勝ちした烏頭尾は「最初のダウンで、相手が効いているのがわかったので仕留めにいった。前回の試合で倒して、パンチ力に自信がついた」と圧巻のパフォーマンスに胸を張った。しかし、「気持ちが昂りすぎて大振りになってしまった。次戦は4ラウンド戦うことも想定して、課題に取り組んでいきたい」と反省するのも忘れなかった。

 新人王戦初戦を突破した烏頭尾は「全日本新人王を目指す。勝ち進んで後楽園ホールに行きます!(※全日本新人王決定戦の会場は後楽園ホール)」と拳を握りしめた。

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