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[試合後談話]2023.4.26

18歳の北野武郎がデビュー戦で魅せた!

 元日本ライトフライ級1位の北野良トレーナーの長男・北野武郎(18=大橋)が26日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル99」東日本ミニマム級新人王戦で、澤田翔瑠(25=極東)と対戦した。
勝者:北野武郎: 3-0(39-37,40-36,40-36)
 サウスポー同士の対戦。デビュー戦の北野はジャブを突き刺し、バックステップでパンチを外しながら、右フックで攻撃のリズムを作った。一方、澤田は前の手で距離を測りながら、ステップインのワンツーを繰り出し対抗。2回、北野はジャブを軸に左ストレートで顔を弾き、攻勢をアピール。3回、北野は相手の入り際に、狙い澄ましたワンツーで澤田の膝を揺らした。最終回、澤田は鼻血を流しながら、前に出るが、北野はパンチを外し左ストレート、右フックを決めて主導権を渡さなかった。
北野武郎(18=大橋)

 デビュー戦で白星スタートを切った北野は「開始1分間はフワフワしていて、ゆっくりやりすぎた」と苦笑い。「3ラウンドからストレートや良いパンチが数発入って、見せ場は作れたが、欲を言えば倒したかった」と試合を振り返ると「(澤田は)気持ちの強い良い選手だった。効かせても、まとめきれず、見てしまったのが反省点。修正していく。初の後楽園は楽しかった」と終始にこやかに、初々しい雰囲気で取材に答えた。

親子で笑顔の初会見!

 取材に同席した北野の父、良トレーナーは「パンチを効かせても、根性があるやつは倒れない。悪い癖が出た試合で、アマとは違う『プロ』の洗礼を受けた。修正して倒せる選手になって欲しい」と、ホッとしながらも引き締め直した。

澤田翔瑠(25=極東)
 控え室に戻った澤田は「試合の作り方が上手かった。ジャブが上手くて、良いタイミングでもらってしまい、自分の攻撃のペースを作ることが出来なかった」と北野の印象を語ると「医務室で会って、再戦をしたいと伝えてきた。そのときには追い付いて追い越して行きたい。次の為に、これからもっと頑張って行きます」と、悔しさを滲ませながらも前を向いた。

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