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[公開練習]2023.4.3

絶好調! 重岡優大!

 WBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級3位の重岡優大(25=ワタナベ)が3日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。

 重岡は、4月16日(日)、代々木第二体育館で開催される「3150FIGHTvol.5〜東京を殴りにいこうか!」のメインイベントにおいて、王者のパンヤ・プラダブスリ(32=タイ)に挑戦する。

 弟の銀次朗(23=ワタナベ)が、IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦に出場。2人とも勝てば、史上初となる同日、同一階級での兄弟での世界王座奪取の記録達成となる。
「派手な試合を見せる」
 決戦を2週間前に控えた重岡は「試合がしたくてウズウズしている。早くパンヤとやりたい」と話すと、「当日は会場だけでなく、配信を通して、ボクシングファンやそうでない人もたくさん見る。スピードやパンチのキレなど、自分が持っているすべてのものを見せる。当日は、迫力のある派手な試合を見せる。見ていてつまらない試合はしない」とキッパリと言い切った。
「順調に仕上がっている」
 試合を想定して、1日10〜12ラウンドのスパーリングもするなど、順調に仕上がっている。「スタミナは問題ない。疲れを抜きつつ体重を落としていく。怪我に気をつけたい」。
「パンチに驚くと思う」
 改めて、チャンピオンの印象を聞かれた重岡は「丁寧に上下に打ち分けて、それなりに手数も出してくる。ポイントを取るのが上手い」と試合運びの上手さを警戒。しかし、「パンチ力があるわけではないし、ガードも低いので、結構パンチをもらっている。自分のパンチが当たれば、『こんなにパンチがあるのか』と驚くはず。パンチを当てる自信はある」と勝利を確信していた。
亀田興毅ファウンダーもビックリ!
 会見後の練習では「今日は月曜日なので、軽めですよ」と話したが、シャドーボクシング、サンドバッグ打ち、ミット打ちなど、合計12ラウンドのメニューを消化し、たっぷりと汗を流した。

 ドラムミットを持った亀田興毅ファウンダーは「銀次朗もだが、兄弟そろってミニマム級のパンチ力とは思えない!」と絶賛した。
「人生の集大成となる試合」
 その後、囲み取材に応じた重岡は「ここがゴールではないが、人生の集大成となる試合。これまでやってきたことを出す」と力を込めた。

 練習後には報道陣とも談笑するなど、リラックスした表情を見せて、万全のコンディションをうかがわせた。

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