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[ショートインタビュー]2023.4.3

井上彪が勝負の一戦!

 アマチュア2冠の井上彪(いのうえたける/24=六島)は、4月16日(日)、大阪市立住吉区民センターで開催される「むとうの家Presents You will be the Champion16」ライトフライ級8回戦で、OPBF東洋太平洋同級13位のオーリー・シルベストレ(29=比国)と対戦する。

 井上は、アマ70戦56勝14敗を経て、昨年10月にデビューすると6回戦を連勝し、A級初戦でOPBFランカーに挑む。プロデビューから半年で3戦と、ハイペースでキャリアを重ねている。
「勝てば大きく飛躍する」
 3戦目で早くもランキング入りのチャンスを掴んだ井上は、「早いペースで試合をしている中で、思いのほか早くチャンスを作っていただいた。勝てば大きく飛躍するので、良い結果を残したい」と胸を躍らせた。
「距離をキープし続ける」
 「自分よりプロキャリアがあって、タイトルマッチもしている」と拳を交えるシルベストレを警戒。「映像を見たところ、思っていたより小柄なので、低く入りながら振ってくるパンチに気をつけたい。距離感をキープし続けること」と、得意とする中間距離で勝負をするつもりだ。
武市晃輔トレーナーも期待を寄せる
 他のボクサーにはない、一瞬遅れて出てくるパンチが井上の持ち味だ。「武市さん(武市晃輔チーフトレーナー)から『いい武器になる』と言っていただいた。それも使いつつ普通のワンツーも出せるよう意識している」。

ジムの先輩、西田凌佑のスタイルが理想

 さらにディフェンス力の強化にも努めている。「自分は、ほかの選手と比べてもパンチをもらっていない方だと思うが、求めているのはもっと上。西田さんのように12ラウンドを通して、ほとんどパンチをもらわず、完封するのが理想」と、ジムの先輩でWBOアジアパシフィック・バンタム級王者の西田凌佑(26)のような鉄壁の守備力を目指す。
ライトフライ級で頂点を目指す
 アマチュア時代は、フライ級やバンタム級(アマチュアはフライ級が49kg〜52kgkg、バンタム級が52kg〜56kg)を主戦場としていたが、井上はライトフライ級で勝負する。「減量は決して楽ではないが、プロボクサーになった以上、結果を残したい。ライトフライ級での体格のメリットは大きい」。

 前戦は、49.5kg契約戦での試合だったため、ライトフライ級まで残り500gだ。「49.5kgで問題なく動くことができたので、落とし切れたら心配はしていない」。
「ステップアップを図る」
 「内容は二の次。まずは勝たないことには始まらない」と話すと、「この試合に勝てば、ランキングに入るはず。この試合を皮切りに、ステップアップを図りたい」と抱負を語った。

 初の8回戦で、格上と対戦する井上。相手の攻撃をシャットアウトして、ランキングを奪いにいく!

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