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[前日計量]2023.3.28

森武蔵vs渡邉卓也! 技術戦必至!

 OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦の前日計量が28日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)本部事務局で行われ、同級3位の森武蔵(23=志成)と同級6位の渡邉卓也(34=DANGAN AOKI)が会場に姿を現した。

 試合は、明日(29日)に後楽園ホールで開催される「LifeTimeBoxing13」のメインイベントで行われ、ABEMAでライブ配信される。
「相手のキャリアは気にせず戦う」
 元WBO-APフェザー級王者の森は階級を上げて王座返り咲きを狙う。スーパーフェザー級リミットを100g下回る58.8kgでクリア。肌つやがよく仕上がりの良さを感じさせた。

 拳を交える渡邉はキャリア51戦目を迎えるベテランでタイトルマッチの経験も豊富だ。それでも「相手のキャリアを気にしすぎると、良いペースで進めていても疑ってしまう。リング上で対峙して自分がどう感じるか」とこれまで培ってきた勝負勘を信じる。
「勝って恩返しをする」
 ジムの先輩で尊敬の念を抱く井岡一翔(34)からも前向きなアドバイスをもらった。「スパーリングで調子が悪い時もあるかもしれないが、自分が好きなことをしているのだから、たくさん悩めばいい」。

 「明日はしっかりと勝って形で恩返しをする」と必勝を誓った。
「明日は必ず勝つ」
 OPBF東洋太平洋王座4度目の挑戦の渡邉は、リミットちょうどの58.9kgでパスした。計量を終えると時折、笑顔を見せるなどこちらもコンディションは良さそうだ。「時間も経ってキャリアも積んだ。ベルトへの思いはより強くなった」とタイトル奪取に静かに闘志を燃やした。
「挑戦者のつもりで攻める」
 昨年12月に韓国仁川パラダイスシティで、元世界2階級制覇王者のジョニー・ゴンサレス(41=メキシコ)に判定勝ちし再起に成功。復帰2戦目でチャンスを掴んだ。「明日は王座決定戦だが、挑戦者のつもりで初回から飛ばしていく」と拳を握りしめた。
藤原俊志トレーナと
左:高橋拓磨 右:鈴木稔弘
 セミファイナルでは、高橋拓磨(29=志成)と兒玉麗司(23=三迫)がスーパーライト級8回戦で激突する。高橋はスーパーライト級リミットを100g下回る63.4kg、兒玉はリミットちょうどの63.5kgで計量を終えた。

 ここまで7戦全勝(7KO)とパーフェクトレコードを更新中の高橋は「これまでやってきたトレーニングの成果を出して技術を見せたい。KOは流れでできれば」と自然体を強調した。

「技術を見せる」高橋拓磨

 鈴木稔弘(26=志成)は、スーパーフェザー級8回戦でWBO-AP同級8位のキティチャット・ウングスリボングス(24=タイ)と拳を交える。鈴木はリミットを100g残す58.8kg、キティチャットは200gアンダーの58.7kgでクリアした。

「4〜5ラウンドで倒す」鈴木稔弘

 プロ3戦目でランキング入りを目指す鈴木は「初めての8回戦での試合だが、いつも通り戦う。4〜5ラウンドでぶっ倒します!」とKO宣言した。

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