東京高裁が袴田事件の再審決定を支持

袴田事件裁判に関する日本プロボクシング協会声明

　日本プロボクシング協会は 13 日、元プロボクサーの袴田巌さんが起こしている第 2 次再審請求の差し戻し審で、東京高等裁判所が裁判のやり直しを決定したことを歓迎し、この決定を強く支持します。

　袴田さんは1966年に起きた強盗殺人放火事件の犯人として逮捕され、死刑判決を受けました。こうした過酷な状況の中で、無実を訴え続ける袴田さんの力に少しでもなろうと、私たちボクシング界も袴田さんの無罪獲得を信じ、裁判がやり直されるよう応援してきました。

　ボクサーらしい不屈の精神で戦い続けてきた袴田さんは間もなく87歳、そばで支え続けた姉の秀子さんは90歳と高齢であり、裁判の早期終結が期待されます。東京高等検察庁特別抗告をせず、再審が滞りなく始まるよう望みます。

2023年3月15日 
日本プロボクシング協会