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[試合後談話]2023.2.26

岩川美花が地元高知で魅せた!

 IBF(国際ボクシング連盟)アトム級王者の岩川美花(39=姫路木下)が26日、高知セリーズ体育館で開催された「黒潮ダイナミックファイトvol.39」のセミファイナルで、プローイパイリン・パラッドシーチュアイ(25=タイ)と女子46.7s契約6回戦で激突した。

 高知県香南市出身の岩川は、キャリア19戦目で初の凱旋試合に臨んだ。
格の違いを見せた
 スイッチヒッターの岩川は、この日はオーソドックススタイルでスタート。前の手で距離とタイミングを測りながら、右オーバーハンドをヒット。2回には上下にコンビネーションで攻め立てた。3回、コーナーに詰めて連打を繰り出したところで、レフェリーが試合をストップした。
「最高の気分!」
 試合後、大勢のファンに囲まれて地元で勝利することを噛み締めた岩川。「こんなに囲まれることがないので、うれしいですね。地元ってすごい! 最高です!」と白い歯を見せると、「リズムに乗っての攻防がテーマだった。よくできたと思う」と及第点を与えた。

 今回はノンタイトル戦だったが「次はどこかでタイトルマッチでしょう」。「日本人対決もいいが、外国人と戦ってベルトの価値を上げたい。(世界チャンピオンだが)まだ本物ではないと思っている。海外での試合にも興味がある」とチャンピオンらしいコメントで締めた。
山ア海斗(六島)が圧勝!
 日本フェザー級20位の山ア海斗(24=六島)は、アピナット・クンチャエトン(20=タイ)と56.0s契約8回戦で拳を交えた。高知県出身の山アは、ジャブで丁寧に組み立てると左ボディを好打。2回に右カウンターでダウンを奪うと、上下に打ち分けて試合を終わらせた。
「皆の前で勝てて良かった」
 地元で勝利した山アは「小さい頃からお世話になった人や、大阪からもたくさんお客さんが来てくれた。皆の前で勝つことができてホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。過去最高の140人の応援団の前で豪快に倒した。

 試合後は、応援者に挨拶回りをするという山ア。「明日は早く鰹のたたきを食べたいですね」と勝利のご褒美として、高知県の名産物の鰹に舌鼓を打つつもりだ。

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