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[イベント]2023.1.14

井上兄弟が地元座間で兄弟世界王者を誓う!

 前バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(29=大橋)とWBA世界バンタム級2位の井上拓真(27=大橋)が14日、神奈川県座間市ハーモニーホール座間大ホールで「ざま井上兄弟ファンミーツ」に出演した。

 座間市出身の2人は、3763人の応募(第1期:座間市在住者限定1269人/倍率1.81倍、第2期:2494人/倍率16.52倍)で当選した870人の参加者と交流を深めた。
1時間のイベント
 昨年7月にも座間市で交流イベントが行われ、佐藤弥斗市長は市内でのパレードも検討していたが、「恥ずかしいから」(尚弥)という理由で実施されず。この日のイベントが開催された。

 昨日、バンタム級4団体のベルトを返上し、スーパーバンタム級での世界4階級制覇を目標に掲げた。尚弥は「新たな階級で世界チャンピオンを目指し気持ちを切り替えていきたい」と語った。
参加者の質問に答えた
 トークセッションでは、事前に用意された質問に答えた井上兄弟。「モチベーションをどのように維持しているのか?」という質問には、「チャンピオンになってからすごく悩んだ。チャンピオンになった時より、気持ちが下がった時もあった。何がモチベーションを上げられるか元世界チャンピオンの先輩に話を聞きに行ったりもしたが、やはり強い選手と戦っていくこと。そして、このくらいの練習を乗り越えないと、その選手に勝てないと危機感を持っていくこと。記録ではなく、誰と戦っていくか」(尚弥)

 「自分のボクシングにまだまだ満足していない。もっと強くなりたいと思うこと。兄の背中を追いかける身としては、これまではまだまだ。兄という存在が大きい」(拓真)
850人が参加
 お互いの尊敬するところは?の問いに対し拓真が「ボクシング面すべて。練習の量、質。なにより強い相手に倒して勝ってきた。やっぱりすごい。ボクシングに関しては超一流」と話すと、尚弥は「強いて言えば、任天堂スイッチのゲームが上手いこと」と返し参加者を笑わせた。

 トーク終了後は、記念品の贈呈や井上兄弟が通った栗原中学がバンタム級4団体統一を記念して製作した横断幕に尚弥がサインするなど、1時間のイベントを楽しんだ。
「次はモチベーションが上がる相手」
井上尚弥
 囲み取材に応じた尚弥は「ベルトを返上して次に目を向けている。次戦がすんなりと決まるのを願っている」とス―パーバンタム級初戦に向けてスイッチを入れていく。

 大橋秀行会長から次戦の相手もある程度聞いているようで「モチベーションが上がる相手なので、そういう時は良い試合ができているので自分自身にも期待したい」。

「バンタム級4団体統一王者を目指す」
井上拓真


 尚弥が返上したタイトルを狙う拓真は「数年待ったが、ついにチャンスが来たかと。一発で獲る。最終的には、自分もひとつずつ集めていきたいと強く思う」と兄が成し遂げたバンタム級4団体統一王者を目指していく。
2023年兄弟世界王者へ!
 拓真はスーパーバンタム級で日本王座とWBOアジアパシフィック王座を獲得し、兄より先に上の階級を経験している。「パワー負けすることもないし、不安な要素は何もない。必ず獲ると思う」と兄のスーパーバンタム級での活躍を確信していた。

 現在、2人とも世界のベルトを持っていない状態だが、「お互いに世界チャンピオンになり、チャンピオンとして来年を迎えて良い報告をしたい」。2023年も井上兄弟から目が離せない!

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