マイペースの大湾硫斗に注目

　大晦日に試合を迎える大湾硫斗(24=志成)が25日、都内の志成ジムで練習を公開した。大田区総合体育館で、今年最後の試合を迎える大湾は、公開練習も普段と変わらずマイペース。

　試合の当日は、WBO王者の井岡一翔(33=志成)とWBA王者のジョシュア・フランコ(27=米国)スーパーフライ級2団体世界王座統一戦が行われる。

　公開練習前の会見では、「いつも通りです。KOで勝ちます」と端的に受け答えした大湾だか、気負いはなく「普段の動きができるように頑張ります。倒せるように頑張ります。ベストコンディションでできるように頑張ります」と非常にリラックスした様子で、記者の質問に答えた。

　対戦相手が数回変わったという大湾は、「スパーを始めるのが遅くなった」としつつも、スパーリング数に関する質問に「週に2、3度 。合計で60ラウンド」行ってきたことを明かした。

　大晦日の試合に向けて、「自分の動きができるように」とテーマを挙げた大湾。普段ミットを持つ藤原俊志トレーナーは「”恐”打に注目!」と期待を寄せた。

　来年の抱負を聞かれても「来年のことは、まだ何も考えていません」とマイペースを貫いた大湾硫斗。「勝ったら、沖縄に帰りたい」と、新春の帰省を楽しみにした。