井上拓真と清水聡にも注目!

　WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者の井上拓真(26=大橋)が12日、横浜市内のホテルで前日計量に臨んだ。井上は、明日(13日)、有明アリーナでジェイク・ボルネア(比)と55.5kg契約10回戦で対戦する。

　試合の模様は、dTVで独占ライブ配信される。

　世界前哨戦のリングに上がる井上は、契約体重ちょうどの55.5�sでクリアした。1時間前にデジタル体重計で仮計量し、50gオーバーだったため、唾を吐いて落としたことを明かした。今回は55.5�sの契約戦だが、主戦場はあくまでバンタム級だ。来年、尚弥がスーパーバンタム級に転向し、王座を返上した際、空位の王座を狙っていく。

　この試合に向けて尚弥とのスパーリングを敢行。試合さながらの緊張感あふれる攻防を繰り広げたという。「気持ちが入った内容で、良い刺激になった」と仕上がりの良さを強調した。「来年のビッグマッチに繋げるためにも、ここはKOで勝つ」。世界王座奪還に向けての最終テストともいえる一戦で、存在感をアピールしていく。

　元IBFインターコンチネンタル・スーパーフライ級王者のボルネアは、1回目の計量を700gオーバーの56.2gで秤を降りたが、2時間後に行われた再計量でも100gしか落ちず、56.1�sだった。両陣営話し合いの結果、ボルネアには当日計量が行われ、契約体重2.5�s増(58.0�s)以下で試合が成立する。

　OPBF東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(36=大橋)は、58.0�s契約8回戦で、ランディ・クリス・レオン(31=比)と拳を交える。清水は、契約体重を100g下回る57.9�sでクリアした。

　約1年半ぶりにリングとなる清水がダイヤモンドレフトを炸裂させて、世界をアピールするつもりだ。

　レオンは、1回目の計量で800gオーバーの58.8�sを測定。2時間後に行われた再計量でも、100gしか落ちず58.7�sだった。両陣営話し合いの結果、レオンには当日計量が行われ、契約体重2.5�s増(60.5�s)以下で試合が成立する。