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[試合後会見]2022.12.4

OPBF王座戦は衝撃KO決着!

 前OPBF東洋太平洋ライトフライ級王者の堀川謙一(42=三迫)が4日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)で開催された「REAL SPIRITS VOL.84× ミツキ杯SURVIVEvol.23」のセミファイナルで、IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級9位のジョイ・キャノイ(29=比)と、空位のOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座を争った。

 現役最多の60戦目を迎えた堀川は、健在ぶりをアピールすることができたのかーー。
キャノイ(比国)が新王者
 サウスポー・キャノイの強打が爆発した。2回、右フックでガクッと堀川の腰を沈めさせると、コーナーに詰めて連打で攻勢。堀川は、ガードしてピンチをしのいだ。3回、堀川は右フックから左ボディを好打し反撃するが、キャノイは左ストレートをねじ込み揺らず。4ラウンド終了時の公開採点は、39-37×3でキャノイがリード。堀川はボディにコツコツとパンチを当てて、体力を削り積極的な攻撃。しかし、キャノイは7回、ダイナミックな右アッパーを突き上げて、ダメージを与えると、最後は左アッパーで痛烈なダウンを演出。キャンバスに大の字になった堀川を見て、レフェリーはノーカウントで試合をストップした。
「これが今の実力」
 節目の60戦目を勝利を飾ることができなかった堀川は「正直に攻めすぎてしまった。今日の試合が今の実力。できることはやったが、相手が強かった」と試合を振り返ると、「先のことは言わない方がいいと思うが、自分の中では…」と話すにとどめた。
「世界王者を目指す」
 新チャンピオンに輝いたキャノイは「最後に決めた左アッパーは狙っていなくて、自然と出たパンチ。相手の動きにパンチを合わせる作戦だった。神様に感謝したい」と喜びに浸った。今後の目標を聞かれたキャノイは「世界チャンピオンを目指す」と拳を握りしめた。
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