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[試合後談話]2022.11.27

熱戦! 宮崎亮vs近藤冬真!

 元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(34=KWORLD3)が27日、大阪176BOXで開催された「3150FIGHT SURVIVALvol.2」のメインイベントに出場。スーパーフライ級8回戦で、近藤冬真(26=蟹江)と対戦した。

 今年8月の再起戦に臨んだ宮崎が、存在感を示したのか? それとも、近藤が一泡吹かせたのかーー。
三者三様の引き分け
 宮崎が左のダブルのコンビネーションで仕掛ければ、近藤はジャブから左ボディに繋げて対抗。豊富な手数で攻め立てる近藤に対し、宮崎は見栄えの良いボクシングでジャッジに攻勢をアピール。最後まで激しく打ち合った。
「練習でやってきたことはある程度は出せた」
 試合後、取材に応じた宮崎は「ランダエダ(ファン・ランダエダトレーナー)と練習してきたことは、ある程度は出せたと思う。ジャブを軸に無理に打ち合わない作戦だった。判定には納得していないが、楽しくできた。試合をしてくれた近藤選手に感謝している」と試合を振り返った。

 スーパーフライ級で戦ったが、目指すのはライトフライ級での世界王座奪還だ。「もう一度世界ランカーとやりたい。パパとしてもう一度世界の舞台に上がりたい」と抱負を語った。
「悔しいので早く練習がしたい」
 一方、勝利まであと一歩だった近藤は「圧倒するつもりだったが、ジャブから右ストレートに繋げることができなかった。全然ダメですね。悔しい」と敗者のように悔しがった。

 試合の3週間前に母・弘美さんが、54歳の若さでこの世を去った。「皆が支えてくれたおかげでリングに立つことができた。天国の母に勝利を届けたかったが…」と言うと涙で頬を濡らした。

 今年7月に行われた中垣龍汰朗(大橋)戦の前に、前WBO世界フライ級王者の中谷潤人(M・T)とスパーリングを敢行。世界王者の強さを肌で感じ、「中谷選手にやられたことで、(ボクシングに対する)考え方が変わった」。

 近藤は「今は早く練習がしたい。また頑張りますので、よろしくお願いします」と前向きだった。

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