意地のぶつかり合いに期待!

　元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(34=KWORLD3)と近藤冬真(26=蟹江)が26日、大阪市内のジムで前日計量に臨んだ。

　両者は、明日(27日)、大阪176BOXで開催される「3150FIGHT SURVIVALvol.2」(12時開始)、スーパーフライ級8回戦で対戦。試合の模様は、ABEMAで午後12時から全試合ライブ配信される。

　先に秤に乗った宮崎は、スーパーフライ級リミットちょうどの52.1�sでパスした。今年8月に世界ランカーのアサエル・ビリャル(パナマ)に敗れて以来の再起戦に臨む宮崎は、「これ以上、下手な試合はできない」と背水の陣で臨むとした上で、「格闘家として、昔みたいに相手を潰すつもりで戦う」と覚悟を示した。

　「油断しているわけではなくて、相手のことは眼中にない。自分の動きがしっかりと見せられるか。最初から仕掛けていく。2ラウンド以上するつもりはない」とKO決着を約束した。

　一方、宮崎が持つ日本ランキングを奪いにいく近藤も、リミットちょうどの52.1�sでクリアした。下克上を狙う近藤は「名前を売るチャンス。これまで悔しい思いをしてきたので、ジムの代表だと思って、楽しんで戦って勝つ」と静かに闘志を燃やした。

　この試合に向けて、元世界3階級制覇王者の田中恒成(27=畑中)や日本スーパーフライ級9位の中村祐斗(25=市野)らとのスパーリングを重ねて仕上げてきた。「明日は期待していてください」と拳を握りしめて会場を後にした。