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[前日計量]2022.11.14

比嘉大吾! いつも通りKO宣言!

 元WBC(世界ボクシング評議会)フライ級王者の比嘉大吾(27=志成)が14日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。

 比嘉は、明日(15日)、後楽園ホールで開催される「LifeTimeBoxing.11 KO祭」のメインイベント、バンタム級10回戦で、WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級9位のソンセン・ポーヤム(22=タイ)と拳を交える。

 明日の興行に出場する選手全員に対して、志成ジムが「最速KO賞」を用意した。一番早く(T)KO勝利を挙げた選手に賞金50万円が贈られる。

 試合の模様は、ABEMAで第1試合からライブ配信される。
「しっかりと勝って来年につなげる」
 最初に秤に乗った比嘉は、バンタム級リミットを100g下回る53.4kgでクリア。拳を交えるソンセンは、800gアンダーの52.7sを測定した。「バンタム級でのコンディション作りにも慣れて、良い感じに仕上がった。相手の映像はサラッと見たくらいだが、イメージは掴んでいる。しっかりと勝って波に乗りたい」と意気込んだ。
前戦は逆転勝ち
 前戦は、キャリア初のダウンを喫し、ピンチを乗り越えて判定勝ちした。コンビを組む野木丈司トレーナーは「倒れたのも効いたのも、初めてのこと。ガードや打ち終わりのポジションを口うるさく言ってきた」と話すと、「スパーリングでは、世界を見据える内容を見せていた。先につながる試合をしてほしい」と愛弟子に期待を寄せた。
「流れを見て早く倒したい」
 誰が最速KOするかに注目が集まっている。野木トレーナーは「賞金の50万円は、ボクサーにとって魅力。前の試合がよっぽど早い時間のKOでない限り、狙わせてみたい。トレーニングをしてきたことを出すことが大事」。

 比嘉は「メインイベントなので、他の試合の流れを見て、狙えるのであれば、最短KOを狙う」と代名詞であるノックアウトを目指すつもりだ。

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