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[前日計量]2022.11.7

38歳の対決! 日本S.ウェルター級タイトル戦

 日本スーパーウェルター級タイトルマッチの前日計量が7日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)事務局で行われた。チャンピオンの川崎真琴(38=RK蒲田)と挑戦者でランキング6位の出田裕一(38=三迫)による、ベテラン対決に注目が集まっている。

川崎真琴(RK蒲田)69.8kg

 落ち着いた様子の川崎は「いつも通り。特別変わった練習はしてない。技術的には、引けをとってない。気持ちが勝敗を分ける。タイトルを取った時の気持ちでできるかどうか。相手の気持ちに呑まれないようにしたい」と、記者の質問に答えると「会場に入ってから、切り替える。疲れてしまうので、今は気持ちを高めたくない」と、明日の会場入りまでは、平常心を維持する。

平常心で会場に入る。

 この試合をクリアした先には、チャンピオンカーニバルが待っているが、「日本タイトルの価値を高めていきたい。来年の指名挑戦者戦につなげたい」と、明日の試合に集中した。

出田裕一(三迫)69.4kg

 調整も順調に進んだという出田は、「川崎選手に挑むために階級を上げた。強くて上手いチャンピオン。胸を借りて、必ず勝ちに行きます。(前回は川崎選手が)自分のやりたいボクシングをさせないボクシングをしてきたので、今回は、やりたいボクシングを出せるようにするために取り組んできた。前に出て圧力を使えるかが、勝敗のポイント。相手を下げさせる。あとは気持ちだけ。日本タイトルにこぎつけて、全力を出す気持ちは、負けてない」と自身を鼓舞した。

成長している自分をを実感!

 自身の成長を感じてこれたので、ボクシングを続けてこられたという出田。「集大成ではなく、通過点。ワクワクの方が強い。チャンスをもらえたので、結果を出したい。ジムと会長に恩返しがしたい」と強い覚悟でリングに上がる。


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