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[試合後談話]2022.10.9

アマ2冠井上彪がデビュー!

 アマチュア2冠の実績を残し、プロに転向した井上彪(いのうえ・たける/24=六島)が、9日、大阪市立住吉区民センターで開催された「MARUKUNI Corp presents You will be the Champion14」フライ級6回戦で、ピヤ・チョイヤート(タイ)を相手にデビュー戦に臨んだ。

 六島ジム期待の新鋭の動きに注目が集まった。
井上彪(六島)が勝利
 初回から、井上がジャブからワンツーを好打し、主導権を支配。プレスをかけて左ボディでダメージを与えた。被弾したピヤだが、時折左フックを合わせた。しかし、井上は冷静な試合運びで、クリーンヒットを許さず、緩急をつけた攻撃で、レフェリーストップに持ち込んだ。
「冷静に戦えた」
 試合後、囲み取材に応じた井上は「(デビュー戦だが)緊張せずに、セコンドの指示をしっかり聞いて戦うことができた。ボディが効いているのはわかったが、無理をせず、丁寧に戦うことを心掛けた」と淡々と振り返ると、「8オンスのグローブで戦う怖さがわからないまま、次の試合に進むのが嫌だったので、6ラウンド戦った上で、仕留めることができて良かった」と収穫を口にした。
次戦は12月18日(日)に予定
 アマチュアからプロとなり、グローブの重さが変わる(10オンスから8オンス)ことでパンチの威力が違ってくるが、この日は、相手のパンチをしっかりと受け止めるなど、プロボクサーとして戦っていく上で必要なことを吸収していた。
山ア海斗(六島)が圧勝!
 日本フェザー級19位の山ア海斗(24=六島)はフェザー級8回戦で、アディレーク・ミーシーダー(タイ)と激突。前後の動きを意識しながら、強烈な右ストレートでグラつかせると、左ボディでダウンを演出。わずか74秒で、試合を終わらせた。
「倒したパンチは手応えがあった」
 会心のKO勝ちを飾った山アは「どんな動きをしてくるかわからなかったが、『右ストレートが当たるな』と。倒したパンチは手応えがあった。練習でやってきたことを出す前に終わったが、結果は100点」と笑顔を見せた。

 昨年8月にデビューした山アは、5月に日本ランキング入りを果たし、今年最後の試合を豪快に締めた。来年の飛躍が期待される。山アの名前も是非とも覚えていただきたい。

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