鈴木菜々江と黒木優子が火花を散らす!

　WBO(世界ボクシング機構)アトム級タイトルマッチの記者会見と前日計量が31日、都内の「CLUB CAMELOT-渋谷クラブキャメロット」で行われ、王者の鈴木菜々江(30=シュウ)と挑戦者で元WBC(世界ボクシング評議会)女子ミニマム級王者の黒木優子(31=YuKO)が、会場に姿を現した。鈴木は、アトム級リミットを800g下回る45.4kg、黒木は、200gアンダーの46.0kgでクリアした。

　両者は、明日(9月1日)に後楽園ホールにて開催される「QueensCrest2022」のメインイベントで激突する。

　試合は、動画配信サービス「BOXING RAISE」でライブ配信される。

　今年2月、2度目の挑戦で戴冠した鈴木にとっては、これが初防衛戦となる。「会見は、苦手なもので…」と苦笑いを浮かべたが、「リングに上がってから、スイッチを入れる」と意気込んだ。

　横に並んだ黒木を見て「しっかりと仕上げてきて、強そうだった」と警戒。しかし、「私は前に出るしかない。(黒木選手に)勝ったら、少しは自信がつくと思う」と元世界王者を撃破する気満々だ。

　一方、王座奪還を誓う黒木は「自分のボクシングを貫き、相手のペースに巻き込まれないようにしたい。明日は、絶対に勝つ」と静かに闘志を燃やした。鈴木が得意とする乱打戦を避けつつ、左ストレートで突き放したいところだ。

　勝てば、ミニマム級王座に続き、世界2階級制覇を達成する。「王座統一戦が目標。セミファイナル(IBF世界アトム級タイトルマッチ、宮尾綾香vs岩川美花)の勝者と戦いたい」と目標を掲げた。

王者:鈴木菜々江(シュウ)
血圧:118/74mm/Hg
脈拍:60/min
体温:36.7℃

挑戦者:黒木優子(YuKO)
血圧:137/76mm/Hg
脈拍:68/min
体温:36.4℃