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[試合後談話]2022.8.11

大阪で熱戦! 古谷昭男vs矢島大樹!

 日本スーパーフライ級4位の古谷昭男(24=六島)が11日、大阪市立住吉区民センターで開催された「You will be the Champion13」のメインイベントに出場。元日本ランカーの矢島大樹(31=松田)と、52.5s契約8回戦で対戦した。

 今年2月以来の再起戦に臨んだ古谷が復活したのか? それとも矢島が、ランキング返り咲きに成功したのか――。
古谷昭男(六島)が勝利!
 序盤から古谷がプレスをかけてペースを握ると、2回にワンツーでダウンを先取。矢島は右目下を腫らした。劣勢の矢島だが、3回に右カウンターで反撃。しかし、古谷はジャブで組み立てて、ポイントを加点。矢島の左ボディを浴びたが、主導権を渡さず、左ボディから右ストレートで2度目のダウンを奪った。最終8回も古谷が的確なパンチを決めた。
2度のダウンを奪った
 2度のダウンを奪い、完勝した古谷だが「倒し切りたかった」と悔しい表情を見せた。それでも、力強いパンチとジャブ、左ボディでペースを握り続け、実力を示した。「(最初にダウンを奪った)右ストレートは、練習していたパンチ。これだけきれいに倒したのは初めてだったので、自信につながった」と収穫も口にした。
「次こそはベルトを獲る」
 オーソドックスとの対戦は、約3年1ヶ月ぶりだったが「違和感なく戦うことができた。特に問題はなかった」。

 現在、日本とOPBF東洋太平洋ランキングに名を連ねている古谷は「もう一度、タイトルに絡んでいきたい」とタイトルマッチを熱望した。

 橋詰将義(角海老宝石)との一戦を経て、全体的なレベルアップを感じさせた古谷。さらなる進化に期待が高まる。
最後まで食い下がったが…
 一方の矢島は「相手は、予想以上にパンチが硬かった。ジャブが厄介で、ボディ打ちが上手かった。ボディが効いているのがわかったが…」と肩を落とした。

 ここ数戦、気合いが空回りしていたというが、那須川天心vs武尊戦を見て「那須川選手は試合を楽しんでいるなと。自分も試合を楽しもう」と、リングで力を発揮することを心掛けた。
 
 明日が、32歳の誕生日を迎える矢島だが、勝利で飾ることはできなかった。しかし、闘志あふれるファイトで大阪のファンの心を掴んだはずだ。

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