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[試合後談話]2022.8.9

逆転KOに後楽園ホールは大熱狂!

 日本スーパーライト級5位の藤田炎村(27=三迫)と、日本ユース・ライト級王者の湯場海樹(23=ワタナベ)の両者が、9日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」スーパーライト級8回戦で拳を交えた。

 前戦、ランキング入りを果たした藤田と、上位進出を目指す湯場による強打者対決は、初回から大きく動いた。
藤田炎村(三迫)が逆転勝ち!
 サウスポー同士による一戦は、湯場が左ストレートを合わせてダウンを先取。立ち上がって来た藤田に、ワンツーを決めてダウンを奪う。大ピンチの藤田だが「ダメージがあったが、とにかくセコンドに帰ることを考えた」と、クリンチでなんとか乗り切った。「椎野さん(椎野大輝トレーナー)から『深呼吸して、練習をやってきたことを思い出して』と言われて」と、2回からボディにパンチを集めて反撃。「効いているのがわかった」と手応えを掴むと、徹底したボディ攻撃で流れを引き寄せた。藤田は、4回に連打から右フックでダウンを演出。再開後、右フックで倒した。
「ダウンしても焦りはなかった」
 スイッチヒッターの藤田だが、この日は最初からサウスポースタイルだった。「自分のパンチが当たるのは、サウスポーだと思った。3ヶ月間ずっと左構えで練習していた」と話すと、「ピンチになっても、一番現実的にできることをコツコツとやっていこうと思った。今日は、それがクリンチだった」と、勝利を手繰り寄せた初回のクリンチを振り返った。

 「勝つならKOだと思っていた。ダウンすることも想定していたので、焦りはなかった」と劇的KOに胸を張った。
「強い相手と戦いたい」
 以前、「自分のランキングと上位ランカーの間には、見えない壁がある」と話していた藤田だが「今日は、自分の強みを活かすことができた。KOで勝つのが目標だったし、ランカーとしての力を示すことができた」と、確かな手応えを掴んだようだ。

 「ジムからOKが出るなら」と前置きした上で、「タイトルマッチをやりたい」と目標を掲げた。「藤田の試合は面白い」。今日も周りの期待に応えた!

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