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[発表会見]2022.8.4

木村吉光と中川兼玄がベルトを懸けて激突!

 志成ボクシングジムは4日、都内のジムで記者会見を開き、WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王座決定戦、同級1位の木村吉光(25=志成)対同級4位の中川兼玄(27=角海老宝石)戦を発表した。

 試合は、8月30日(火)に後楽園ホールで行われる。王者のリアム・ウィルソン(26=オーストラリア)の王座返上により争われる。
2017年8月に対戦
 当初、木村は今年7月にフランスで、IBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級3位のサミー・ジアニ(32=フランス)との対戦を予定していたが、試合直前でジアニ側の都合により延期。しかし、対戦は消滅したわけではなく、現在も交渉中だという。その中で、WBOアジアパシフィック王座戦のオファーがきた。

 木村と中川は、6回戦時代の2017年8月に対戦。木村がダウンを奪い、判定勝ちした。
「モチベーションは高い」
 木村は「(ジアニ戦が延期になり)一瞬、モチベーションが下がったが、こうしてジムがチャンスを作ってくれた。強い相手で油断はできない。モチベーションは高い」と意気込んだ。OPBF東洋太平洋王座(現在は返上)に続く、2本目のベルト獲得を目指す。
圧倒して世界をアピールする」
 「距離が遠くて、粘り強い」と中川の印象を語ると、「5年前とはファイトスタイルが変わった」と、6連勝中の実力者を警戒。その上で、「フルマークの判定勝ち。もしくは倒して勝つ」と返り討ちを宣言した。
「リベンジする」
 一方、タイトル初挑戦の中川は、今年4月に日本王者の坂晃典(30=仲里)に挑戦する予定だったが、肋骨を骨折し、試合をキャンセルした。「目標にしていた日本タイトルが怪我で遠ざかり、もう一度、挑戦者決定戦を勝ち上がらないといけないのかと思っていたところでチャンスが来た。木村選手には、一度負けているので、リベンジの意味も込めて結果につなげていきたい」と静かに闘志を燃やした。
ベルト奪取へ
 木村戦で敗れて、一度ボクシングから離れたが、復帰すると連戦連勝で、日本1位まで駆け上った(現在は日本3位)。「(木村選手には)ずっとリベンジしたいと思っていた。木村選手の試合もずっと見ていた」とこの試合に懸ける思いは強い。「あの試合では、気持ちを折られたので、過去を清算したい」。ベルト獲得と雪辱を誓った。

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