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[引退会見]2022.6.16

黒田雅之が引退

 川崎新田ボクシングジムは16日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で記者会見を開き、元日本2階級制覇王者の黒田雅之(35=川崎新田)の引退を発表した。

 2005年5月にデビューした黒田は、軽量級離れした強打を武器に、2011年5月に日本ライトフライ級王座を獲得すると、2017年2月には日本王座2階級制覇を達成。

 2013年2月と2019年5月には世界王座に挑戦した。今年1月、約2年8ヶ月ぶりの復帰戦に臨んだが、重里侃太朗(26=仲里)に判定負けを喫したのが最後の試合となった。
今年3月に引退を決意
 2020年10月に左肘の腱を断裂し、2度の手術を乗り越えて、リングに上がった黒田。重里戦後も練習を再開していたが、手術の傷痕が赤く腫れあがり、痛みが出てきたという。「怪我をした状態での100%は出せるが、思い描いている動きはできないかもしれない。ごまかしながら続けることもできるが、それはボクシングに対して失礼。周りからは『まだできるよね』と言ってもらい嬉しかったが、どこかで区切りをつけないといけないと思った。辞めるなら今しかない」と3月に引退を決断した。
17年間のボクシング人生を振り返った
 「世界チャンピオンを目指してやってきたが、叶えられなかった人間にしか見れない景色もあると思う。思い返してみると、悪くないボクシング人生でした」と17年間の競技生活を振り返った。

 思い出深い試合として、デビュー戦と東日本新人王トーナメント1回戦を挙げた。「デビュー戦は何も覚えていなくて、気がついたら終わっていた。不思議な感覚だった」。
生涯戦績:42戦30勝(16KO)9敗3分
 黒田といえば、バンタム級3団体統一王者の井上尚弥(29=大橋)のプロテストの相手を務めて、何度もスパーリングをしていたことで知られている。「現役を辞めた今だから言えることだが」と前置きした上で、「光栄なこと。いちスポーツ選手として同じ時代にいることができて誇りに思っている」と語った。しかし、「現役中は『井上選手のスパーリングパートナー』が(自分の名前より)先に来てはダメだと思いながら戦っていた」。
「いろいろなことに挑戦していきたい」
 当時のIBF世界フライ級王者のモルティ・ムザラネ戦(2019年5月)後から、神奈川県川崎市で訪問看護や高齢者施設を運営している株式会社「SOERUTE(そえるて)」で、時短正社員として勤務していたが、5月からフルタイム(8時半〜17時半)で勤務している。

 高齢者に向けたボクシングレッスンなども行っていて、「将来的にはスポーツを通じて、人生を楽しく過ごせる施設を作っていきたい」とセカンドキャリアを充実させていくつもりだ。
黒田選手、おつかれさまでした。
 新田渉世会長は「ジムの歴史を背負ってきた選手。かなり厳しく指導してきたが、これを糧にこれから幸せな人生を生きてほしい」とエールを送った。
黒田は「ボクシングは自分のためにやるものだが、応援してくださったり、サポートしてくれた皆様がいたことに本当に感謝している」と、関わったすべての人に感謝の気持ちを言葉にした。

 リングを盛り上げてきた「帰ってきたラストサムライ」がリングを去る。

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