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[前日計量]2022.6.6

井上拓真vs古橋岳也は無事に開催へ

 WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者の井上拓真(26=大橋)と日本同級王者の古橋岳也(34=川崎新田)が6日、横浜市内のホテルで前日計量に臨んだ。井上はスーパーバンタム級リミットちょうどの55.3kgでパスしたが、古橋は600gオーバーの55.9sで、2時間後(15時15分)に再計量となった。

 しかし、14時30分に計量会場に戻ってきた古橋はリミットちょうどの55.3kgでクリア。明日の試合は開催される運びとなった。

 両者は、明日(7日)にさいたまスーパーアリーナで、2冠王座を懸けて激突。試合はAmazonPrimeVideoで、18時半からライブ配信される。
井上拓真(大橋)は55.3s
 兄・井上尚弥(29)との競演は2019年11月以来、2年7ヶ月ぶり。前回は敗れているだけに雪辱の思いは強いはずだ。試合前のボクモバインタビューで「技術の差を見せる」と必勝を誓った。2冠王者に就いてメインイベントに出場する尚弥に勝利のバトンを繋ぐ。
「勝つ準備をしてきた」
 一方、計量後に電話取材に応じた古橋は「再計量のため待たせてしまい、大橋秀行会長、スタッフさん、記者さんに迷惑をかけた。皆様にお詫びしたい」とまずは謝罪した。

 コンディションには問題なかったようだが「水分が出なかったわけではないが、汗だしの時間を見誤ってしまい、落とし切れなかった」と1回目の体重オーバーの理由を説明した。

 古橋は「周りからは『勝てば大番狂わせ。勝ったら奇跡』と言われているが自分では奇跡だとは思っていない。結果を出す準備はしてきた。あとは本番で出すだけ」と力強く勝利宣言した。

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