勅使河原弘晶が今、思うこと

　前OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の勅使河原弘晶(31=三迫)が、4月30日に引退を発表した。新人王時代からファンを魅了するパフォーマンスで頭角を現すと、2017年10月にWBOアジアパシフィック・バンタム級王座、2018年10月にはOPBF王座を獲得した。

　「テッシー」の愛称で、試合前のコメントから入場、試合運び、試合後のインタビューすべてにおいて華のある人気ボクサーだった。

　昨年12月、米国で行われた元世界王者のマーロン・タパレス(30=比)とのIBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級挑戦者決定戦で敗れた一戦を最後に、グローブを吊るす決意を固めた。

　勅使河原と直接会って話が聞きたい、とジムに許可を取り本人とアポを取った。勅使河原のすべてを伝える。