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[試合後談話]2022.5.7

猫パワーが爆発!?

 東日本新人王予選が7日、後楽園ホールで開催され新人ボクサーが熱戦を繰り広げた。

 ライト級4回戦では、落合昭斗(23=川崎新田)と川口高良(24=協栄新宿)が激突。ベルトラインに「にゃー」の文字が入ったトランクスを履いた川口が開始早々、右フックでダウンを奪った。
川口高良(協栄新宿)がTKO勝ち
 開始約20秒で右フックでダウンを奪った川口は、その後もワンツーで攻め立てると、2回に右フックを決めて豪快にキャンバスに沈めた。

 試合後、取材に応じた川口は「相手はアマチュアキャリアがあり身長も高いが、気にせずにやれることをやろうと思った。ダウンを奪った右は自然と出た。勝ってホッとしている」と喜びに浸った。
勝利のポーズ
 ベルトラインの「にゃー」が気になるところだが、やはり猫が好きなようだ。大学を卒業してから黒猫を飼っているという川口。コンビを組む内田洋二トレーナーからの提案で「にゃー」の文字を入れた。川口は「ポニョ(猫の名前)が待っているので早く帰りたい」と笑顔を見せた。
サッカーからボクシングへ
 小学校から大学までサッカー一筋だったが、大学3年で膝を怪我したためJリーガーへの道を断念。大学卒業後に協栄新宿ジムに入門し、1年後にプロボクサーになった。内田トレーナーは「長くサッカーをしていただけあって、フィジカルが強くパンチ力がある」と川口の強さを説明。川口も「サッカーでの体の使い方がボクシングにも活かせている」と胸を張った。
「エキサイティングな試合をする」
 「まだ2戦しかしていないので、自分の武器はまだわからない」と謙遜した川口だが、「これからもエキサイティングな試合をしていきたい」と拳を握りしめた。14名がエントリーしているライト級トーナメント初戦を突破した川口が頂点を目指す。

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