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[試合後談話]2022.4.24

ミドル級対決! 復活したのは?

 2020年度全日本ミドル級新人王の中田勝浩(30=井岡弘樹)と日本スーパーウェルター級6位の中島玲(23=石田)が24日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「CHAMP FIGHT.11」のメインイベント、ミドル級8回戦で激突した。

 両者ともこれが再起戦。ランキング返り咲きを狙う中田と、2度目のタイトル挑戦を目指す中島が真っ向からぶつかった。
中島玲(石田)が再起に成功
 スピードとテクニックの差を見せた中島が完勝した。初回から左ボディを決めると緩急をつけた攻撃でペースを掌握。打たれながらも前に出てくる中田に対し、左のダブルのコンビネーションを決めて勝利した。
「最後まで冷静に戦った」
 試合後に取材に応じた中島は「連敗は許されないので、とにかく勝ちたかった。途中、倒すチャンスもあったが、そうすると大振りになり、自分の持ち味のスピードが活きなくなる。最後まで冷静さを保った」と淡々と試合を振り返った。

 中島は1年前、当時の日本王者の松永宏信(34=横浜光)に挑戦したが判定負け。すぐに復帰を決意したものの、「正直、腐った時期もあった」とその後心境の変化もあり、結果を受け止めるまでに時間がかかったという。
「日本タイトルを目指す」
 「右ストレートを練習していたが少なかった。もっと右のバリエーションを増やせば倒せる。課題も見えて次につながる試合だった」と収穫を口にした。

 ターゲットとするのは日本スーパーウェルター王者の川崎真琴(37=RK蒲田)だ。「早く日本王座に挑戦したい。中量級を引っ張っていくためにも自分がチャンピオンにならないといけないと思う」と拳を握りしめた。
「相手はスピードがあった」
 一方、連敗を喫した中田は「相手は想像通り強かった。スピードがありテクニックがあった」と肩を落とした。

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