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[立ち話]2022.4.12

平安山裕子「進化した姿を見せる」

 元OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者の平安山裕子(へんざんゆうこ/35=平仲BS)は、4月16日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催される「REAL SPIRITS.79」において、日本女子同級3位の赤林檎(あかりんご/27=真正)と空位のWBOアジア・パシフィック王座を懸けて対戦する。

 昨年6月、谷山佳菜子(35=ワタナベ)と空位の日本女子バンタム級王座を争い、負傷判定負けで王座獲得はならなかったが、約10ヶ月ぶりの再起戦は前戦に続き、タイトル挑戦というチャンスが巡ってきた。
※撮影時のみマスクを外していただきました。

「少しずつ自信がついてきた」

 前戦に続いてタイトルマッチに出場することが決まり、平安山は「こうしてまた挑戦できる機会がこんなに早く巡ってきて、ツイている」と喜びの思いを表した。長濱陸トレーナーとボクシングを基礎から見直して「ここ最近になってやっと点と点が結びついてきて、視野も広がり、良い感触が出てきた」と言い、「少しずつ自信がついてきた」と充実した表情を見せた。

「対峙した時の感覚を感じ取り戦う」

 デビューから3戦目でタイトル挑戦と勢いのある赤林檎との対戦が決まり「ランキング的に、いつかは対戦すると思っていた」と言うが、「実は(赤林檎選手のことは)はっきり見たことがなくて、よくわからないんですよ」と予想外の答えが返ってきた。

 しかし、普段から対戦相手の映像はほとんど見ないと話し、その理由は「見たら緊張するので…、変に意識すると自分が出せなくなる」と苦笑いした。「相手と対峙した時に感じたことをセコンドに伝えて、指示を仰いで戦います」と、セコンドに全幅の信頼を寄せて挑むという。

「良い刺激をもらった」
 3月27日(日)に、同門の仲島辰郎(27)が重岡銀仁朗(22=ワタナベ)と空位の日本ミニマム級王座を懸けて対戦。ベルトは獲得できなかったが、点数以上に白熱した激闘を演じた。

 会場で観戦した平安山は「自分を信じて向かっていく姿に、とても刺激をもらった。私も負けていられない」と、後輩から大きなパワーをもらった。
「敵地でタイトルを掴み取る!」

 平仲ジムに入門し、プロデビューから12年が経った。「(1番在籍が長い)私がタイトルを獲ることで後輩たちの刺激になればいい」と言葉に力を込めた。

 「いただいたこのチャンスを必ずモノにしたい」。力強く決意を口にした平安山が敵地でベルトを掴みにいく!


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