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[試合速報]2022.4.3

下町俊貴vs比国変則ボクサーが激闘!

 日本スーパーバンタム級9位の下町俊貴(25=グリーンツダ)が3日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催された「CRASH BOXING.25」のメインイベントに出場。スーパーフェザー級8回戦でジェリー・カストロ・ヴェルデ(25=石田/比国)と激突した。

 11連勝中の下町がタイトル挑戦をアピールする内容を見せたのか? それとも2年9ヶ月ぶりのリングに上がったヴェルデが下克上を果たしたのかーー。試合後の両者のコメントを届ける。
下町俊貴(グリーンツダ)が仕留めた
 下町が得意の右フックで勝負を決めた! サウスポー下町は、頻繁にスイッチを繰り返すヴェルデにやりにくさを感じながらも、左ボディアッパーで迎え撃ち応戦。中盤は、足を止めてボディへのパンチの応酬となった。下町がジャブから左右アッパーを突き上げるが、ヴェルデも粘りを見せて消耗戦は終盤へ。8回、下町は相撃ち気味の右フックでダウンを演出。再開後、連打でフィニッシュした。
「長いラウンドで仕留めることができた」
 メインイベンターの役割を果たした下町は「(ヴェルデとは)以前スパーリングをしたことがあるが、スイッチしてきたのは想定外。2階級上のパンチ力(下町の主戦場はスーパーバンタム級)を感じた」とヴェルデの強さを語ったが、「長いラウンドを戦いたかったので、その中で最後はしっかりと仕留めることができた」と手応えを感じていた。
スーパーバンタム級で王座を目指す
 本石昌也会長は「全日本新人王になってから(2017年)ずっと負けなしで来ている。日本、OPBF東洋太平洋、WBOアジアパシフィック王座、チャンスがあればいつでも挑戦させたい」とタイトル戦にGOサインを出した。
「スイッチは作戦だった」
 一方、最後まで食い下がったヴェルデは「(スイッチは)相手がやりにくいと思って取った作戦。下町はジャブが上手かった。右フックでダウンしたが効いていないし、最後まで戦えた」と強気の姿勢を崩さなかった。

 2019年7月の試合を最後に一度ボクシングから離れてトレーナーを務めていたヴェルデだが「またリングに上がりたい」と復帰を決意した。「今後続けるかはわからない」と苦笑いを浮かべたが、日本ランカーを相手に大健闘した。
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