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[試合後談話]2022.3.25

金子ジム期待のホープが躍進!

 金子ジム主催の「ゴールデンチャイルド.132」が25日、後楽園ホールで開催され昨年、同ジムからデビューした大久祐哉(25)と日本ミニマム級15位の金谷勇利(25)がリングに上がった。中央大学ボクシング部出身の2人は、ジムの期待に応えることができたのか!?

 大久は、セミファイナル、フェザー級6回戦で今成太希(24=三迫)と対戦。大久は序盤からプレスをかけて積極的に攻め立てた。
大久祐哉(25)が完勝
 前半からペースを握った大久が快勝した。ジリジリと距離を詰めるとワンツー、右ボディストレートを好打。サウスポー今成の左ストレートを浴びる場面もあったが、最後までアグレッシブに攻めた。
「早く日本ランカーになりたい」
 試合後に取材に応じた大久は「自分の試合の前まで金子が全勝していたので、自分だけ負けるわけにはいかなかった。冷静に力まずに戦うことを心掛けたが、良いパンチが入り倒し切れなかった。課題が見つかって次につながった」と振り返った。

 「プロのリングの厳しさを味わった」と、昨年10月の試合で引き分けて悔しい思いをした大久だが、B級初勝利を挙げた。「早く日本ランカーになりたい」と拳を握りしめた。
金谷勇利(25)が2勝目
 ミニマム級6回戦で岡田真虎(27=JB SPORTS)と拳を交えた金谷は、左フックをカウンターで決めてペースを掌握。サウスポー岡田の返しのパンチをバックステップで回避すると、スピード感あふれる攻撃でポイントを連取。勝利のゴールテープを切った。
「日本王座を目指す」
 連勝し、A級(8回戦)に昇格した金谷は「カウンターは、ボクシングを始めたジム(福岡県の関ジム)で教えてもらった得意なパンチ。相手はもっとガツガツと前に出てくると思っていたので、自分のペースで戦うことができた」と笑顔を見せた。

ランキングを失いたくなかった

 デビュー戦で日本ランカーを撃破し、ランキング入りを果たした金谷だが「せっかく奪ったランキングを失いたくなかったので、試合前はプレッシャーがあった」と胸の内を明かし、「勝ててホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。

 今後の目標を聞かれた金谷は「ランキングを上げて日本タイトルに挑戦したい。そんなに遠い存在ではないと思う」と抱負を語った。
「一緒にベルトを獲ってジムを盛り上げる」
 大久の方が1学年上だが、大学時代は同じ部屋で過ごし仲が良いという2人。プロでは金谷が先にランカーになった。大久は「(金谷に)先に結果を出されているので、早く追いつきたい」と、良いライバル関係を築いているようだ。

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