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[公開練習]2022.3.11

寺地拳四朗「これまで通りのスタイルで勝つ!」

 前WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の寺地拳四朗(30=BMB)が11日、リモートでの公開練習を行った。

 拳四朗は、3月19日(土)に京都市体育館で開催される「THE REAL FIGHT」で、王者の矢吹正道(29=緑)に挑戦する。8度防衛した王座から陥落した拳四朗だが、ダイレクトリマッチでリベンジを果たし、王座を奪還しにいく。

 因縁の再戦を9日後に控えた拳四朗は「相手どうこうではなく、自分を仕上げるだけ」と、静かに闘志を燃やした。

  試合は、ABEMA格闘チャンネルで第1試合(午後2時開始)からライブ配信される。
150ラウンドのスパーリングを消化
 挑戦者としてリングに上がるのは、2017年5月以来のことだ。拳四朗は「チャレンジャーなのでいつもと少し違うが、しっかりと勝つだけ。当日は『やっぱり拳四朗の方が強かった』と言われる試合を見せたい」と、決意を示した。

 今回の試合に向けて、150ラウンドのスパーリングを消化。スパーは9日(水)に打ち上げ、あとは最後の仕上げに取り掛かる。
得意なスタイルを磨いてきた
 コンビを組む加藤健太トレーナーは「前回は相手のことを考えすぎてしまった。今回は、拳四朗のボクシングをブラッシュアップしてきた」と、これまでと変わらず、拳四朗が得意とするジャブとステップワークを軸としたスタイルで臨むことを明かした。
「信じたスタイルをぶつける」
 前戦は4ラウンド終了時の公開採点で、ジャッジ2者が40-36と矢吹がリードした。それでも「前回と変わらず(勝つ)自信がある」と、キッパリと言い切った。

 会見に同席した寺地永会長も「世界王座を8度防衛してきた拳四朗のスタイルで、12ラウンドまでには勝つと信じている」と、勝利を確信していた。
リベンジまであと9日!
 会見後にはシャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちを、それぞれ1ラウンド披露。ステップを刻みながら、ジャブとワンツーをテンポ良く打ち込み、好調をアピールした。拳四朗は3月17日(木)に京都入りする。

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