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[試合後談話]2022.3.10

ランカーの意地か? 返り咲きか?

 日本スーパーライト級8位の松本北斗(25=三迫)が10日、後楽園ホールで開催された「GENKOTSU.9」のメインイベントに出場。スーパーライト級8回戦で元日本ランカーの赤岩俊(29=マナベ)と対戦した。

 タイトル挑戦を目指す松本が、実力を示したのか? それとも強打を誇る赤岩が、ランキング返り咲きを果たしたのかーー。
赤岩俊(マナベ)がTKO勝ち!
 左を軸に丁寧に組み立てる松本に対し、赤岩はプレスをかけながら、右を合わせる形でスタート。松本は上下に打ち分けたが、赤岩はブロックするとジリジリと距離を詰めてワンツーで顔を弾き応戦。次第に赤岩のパンチが顔面を捉える場面が増えた。赤岩は、5回に右フックでダウンを奪うと、6回に左右をまとめてフィニッシュした。
「ディフェンスには自信がある」
 ランキング返り咲きを濃厚とした赤岩は「軽いパンチでもいいので、手数を出していく作戦が功を奏した。相手のパンチは見切っていたから、コツコツと当てていくことを心掛けた。ダウンを奪った後に効いているのがわかったので、最後は仕留めに行った」と、冷静に試合を振り返った。

 2020年2月にランキング入りを果たした赤岩だが、同年8月に前日本ユース・スーパーライト級王者の佐々木尽(20=八王子中屋)に初回KO負けを喫した。その試合を経て「パンチを芯でもらわないことを意識した」と出稽古を重ねて、ディフェンスを徹底的に磨いた。7勝中5KOの赤岩だが「ディフェンスが一番良い選手と言われたい」。
マナベジム初の王者を目指す!
 今回の勝利で日本タイトル挑戦権を有する12位以内が濃厚だ。「タイトルを狙える実力はまだない」と謙遜した赤岩は、「日本王座に挑戦できるくらいまでになりたい」と、創設20年目を迎えるマナベジム初のチャンピオンを目指す。

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