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[前日計量]2021.12.13

スピードとパワーの真っ向勝負!

 OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチの前日計量が13日、都内で行われ王者の内藤律樹(30=E&Jカシアス)と挑戦者で元日本同級王者の麻生興一(35=三迫)が計量会場に姿を現した。

 試合は、明日の14日(火)に後楽園ホールで開催される「ガッツファイティング&DANGAN」のセミファイナルで行われる。計量を終えた両者は決戦に向けて静かに闘志を燃やした。

絶好調宣言した
 減量方法を変えたという内藤は「最後までご飯を食べながら落とすことができた。これまでで一番調子が良い」とリミットちょうどの63.5sでクリア。計量後には笑顔を見せた。

 「自分の方が一回り大きく感じた。(相手は)明日もそこまで多く体重を増やしてはこないと思う」と横に並んだ挑戦者の印象を語ると、「スピードを活かした自分のボクシングで勝ちます」と5度目の防衛に自信を示した。
5度目の防衛戦に自信を示した
 昨日、元世界3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)対元世界王者のリチャード・コミー(34=ガーナ)の試合映像を見た内藤は「強いロマチェンコを見た」と世界最高峰のテクニックを持つ同じサウスポーのパフォーマンスに刺激を受けたようで「(ロマチェンコは)好きなスタイルではないが、マネをしたい部分や参考になるところがあった」と語った。
得意の打撃戦に持ち込む
 一方、4年ぶりにタイトルマッチの舞台に上がる麻生は、200gアンダーの63.3sを測定した。久しぶりの大舞台だが落ち着いた表情を見せていたのが印象的だった。「いつも通りの平常心。当日にスイッチを入れる」と話すと、「いかにして距離を潰して勝負するか。椎野君(椎野大輝トレーナー)と作り上げてきたものをリングで出す」と意気込んだ。

 三迫ジム所属の選手として2021年の大トリを務める麻生がベルト奪還を目指す!

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