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[立ち話]2021.12.9

3150ファイトクラブの精鋭に注目!

 元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏が会長を務める3150ファイトクラブが、12月16日(木)にメルパルクホール大阪で「3150ファイトVol.1」を開催する。

 元WBA(世界ボクシング協会)ミニマム級王者の宮崎亮(32=3150FC)が約5年4ヶ月ぶりに復帰戦を行うが、この日は3150ファイトクラブ所属の4回戦ボクサーが出場する。8月上旬に大阪市内の所属ジムで汗を流していた船橋真道(26)、福重浩輝(28)、北田章太(24)の3選手に意気込みを聞いた。
 ライト級4回戦で2戦目に臨む船橋は、3歳から25歳まで空手をしていてナショナルチームに入り東京オリンピックを目指したほどの実力者だ。五輪最終候補まで残っていたが、惜しくも代表入りを逃した。船橋は「夢を果たせなくて、自分の中では(空手に)一区切りつけた」。

 そんな中で同ジムのスパーリング大会に出場し「また熱くなれるものを見つけた」とボクシングに転向した。デビュー戦は引き分けだったが、「悔しいがあの時(デビュー戦)が今の自分の実力。次戦はジャブからタイミングの良いパンチでKOを狙いたい」と初勝利を目指す。
 スーパーライト級4回戦でデビュー戦のリングに立つ福重は、16歳から21歳までキックボクシングや総合格闘技の試合に出ていた。亀田史朗氏が立ち上げたプロジェクトを知り「年齢も28歳になり、このままダラダラするのではなく、しっかりとやりたかった」と参加し、後に3150ファイトクラブに入門した。福重は、これまでは飲食店の経営など様々な経験をしてきたという。

 福重は「強い選手は山ほどいる。自分はいくかやられるかの面白い試合を見せたい。KOで勝ちます!根性は誰にも負けない」と意気込んだ。明るい性格のムードメーカーでジムを盛り上げていた。
 ライト級4回戦に出場する北田は、小学3年から大学3年まで野球一筋だった。「ボクシング経験がなくても入れると知って」と、北田も亀田史郎氏のプロジェクトに参加した。「パンチ力に自信がある。相手もデビュー戦ということで日々の練習の成果を出して勝ちたい」と必勝を誓った。北田は、福重が経営する飲食店で働きながら、ともに切磋琢磨している。

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