中谷潤人が相模原で走り込み合宿

　WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(23=M・T)が5日、神奈川県城山湖で走り込み合宿を行った。

　中谷は、12月29日(水)に同級6位のクリスチャン・ゴンサレス(22=メキシコ)を迎えて2度目の防衛戦を行う予定だったが、日本政府による新型コロナ感染防止のための水際対策の発表に伴い、試合が延期となった。それでも気持ちを切らさず、トレーニングを続けている。

　参加メンバーは中谷と同門の神足茂利(25)、日本スーパーフライ級9位の中村祐斗(24=市野)、A級ボクサーの福永輝(23=沖縄ワールドリング)の4名。選手たちからコメントが届いた。

　中谷は「今日の城山トレーニングは、合流トレーニングでいい刺激の中、体重も少し戻り良いコンディションで走ることができました。延期の期間も整えて頑張っていきます」とモチベーションをキープしながら調整していく。

　来年の1月15日(土)に後楽園ホールで日本&WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王者の福永亮次(35=角海老宝石)に挑戦する中村は「想像以上の上り坂で体力と精神力のトレーニングになりました。いろいろな選手と合同でランニングするのは刺激になるので参加させてもらえてよかったです」と収穫があったようだ。

　中村は、昨日と午後に中谷と合計10ラウンドのスパーリングで腕を磨いた。

　沖縄からスパーリング合宿のため関東に出稽古に来ている福永は「初めてこんなに寒いところで走り込みました!世界チャンプの中谷選手について行くのが精一杯でした。めちゃくちゃいい練習になりました!普段からもっと走って潤人選手みたいにスタミナをつけます!」と世界王者とのトレーニングに刺激を受けていた。

　再起を目指す神足は「いつもM・Tジムのメンバーで走ってる場所に他のジムの選手が加わり走ることで良い刺激になりました」とコメントした。