どっちが倒す!?スーパーフライ級王座戦!

　日本&WBOアジアパシフィック&OPBF東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が1日、都内のホテルで行われ、アジア3冠王者の福永亮次(35=角海老宝石)と挑戦者の梶颯(24=帝拳)が計量に臨んだ。

　試合は、明日の10月2日(土)に後楽園ホールで開催される「第606回ダイナミックグローブ」のメインイベントで行われる。

　計量後にオンライン取材に応じた両者は完全決着を誓った。

　「普段通りにしっかりと落ちた」と話した福永はリミットちょうどの52.1�s でクリアした。

　昨年12月にスーパーフライ級アジア3冠王者となり、今年6月には藤井貴博(金子)を8回TKOで下し王座防衛に成功した。「以前より世界を意識するようになった」と心境の変化があったことを明かすと「この試合に勝ったら世界を口にしてもいいと思う」と世界をアピールするつもりだ。

　「回転力の速さとパンチのまとめ方が上手い」と梶の印象を語ったが「向こうがどんな戦法で来ても対応できる準備をしてきた。最終的には倒す!」と自信たっぷりにKO宣言した。

　"リトルパッキャオ"のニックネームを持つ福永が、持ち前の強打を武器に無敗の挑戦者の前に立ちはだかる!  

　一方、タイトル初挑戦の梶は、100gアンダーの52.0�sで秤を降りた。これがちょうど1年ぶりのリングとなる梶は「試合ができるだけでも嬉しいのにタイトルマッチだと聞いて最初はビックリした。喜びより驚きの方が大きかった」とビッグチャンスが決まった時の心境を語った。

初のメインイベンターを務める

　さらに16戦目でダイナミックグローブ初のメインイベンターを務める。「ポスターを見て『ついにメインを張るんだな』と思った。今はワクワクしている」と決戦を心待ちにしていた。

　梶は2015年度、福永は2016年度の全日本スーパーフライ級新人王で当時から意識していたという。梶は「リーチが長くて独特の間合いを持った選手。特に左ストレートと右フックに気をつけたい」とチャンピオンを分析すると「そうそうないチャンス。皆さんが喜ぶ試合をして倒して3本のベルトを巻く!」とKOでの王座奪取を誓った。