井上尚弥と拓真がスパーリングを開始!

　WBA(世界ボクシング協会)バンタム級スーパー王者、IBF(国際ボクシング連盟)同級統一王者の井上尚弥(28=大橋)と元WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級暫定王者の井上拓真(25=大橋)が17日、横浜市内の所属ジムでスパーリングを開始した。
　尚弥は同門の松本圭佑(22)、拓真はデビュー戦を迎える豊嶋海優(22)と手を合わせた。

　スパーリング終了後は技術の確認作業に時間を費やした。
　尚弥の次戦は未定だが、WBC王者のノニト・ドネア(38=米/比)とのリターンマッチになるのか、それとも再三挑発を繰り返しているWBO王者のジョンリエル・カシメロ(31=比)との対戦になるのか。
　
　8月14日(日本時間15日)に米国カリフォルニア州で行われたカシメロとギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)戦でゲスト解説を務めた井上。試合後にWOWOWのインタビューに答えた井上は「(カシメロが勝利して)モチベーションが上がる。今日の試合を見てもカシメロのイメージは変わらないし、どう戦うかは試合が決まってから考える」。「(カシメロは仕掛けてくるだろうが)こっちが迎え撃つだけ。倒されるかも分からないし、こちらが倒すかもしれないし。それは戦ってみないとわからない」とカシメロとの対戦に闘志を燃やしていた。

　バンタム級4団体王座統一に向けて、年内にも日本や米国で行われる次戦の発表が待ち遠しい!

　拓真は、11月11日(木)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル」で元日本・OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾(34=FLARE山上)と空位のWBOアジアパシフィック同級王座を争う。1階級上げてスーパーバンタム級に参戦してきた拓真の仕上がりに注目だ!