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[試合後会見]2021.7.18

大場浩平がラストファイト!

 元日本バンタム級王者の大場浩平(36=名古屋大橋)が18日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「FOREVER CHALLENGE」フェザー級6回戦で中村龍明(20=市野)と拳を交えた。

 昨年9月に6年ぶりにカムバックした大場だが、2回TKO負けで復帰戦を飾ることができなかった。ジムを移籍した大場は「完全燃焼したい」という思いを胸に最後のリングに上がった。
接戦を制した
 プレスをかけて積極的な攻撃を仕掛ける中村に対し、大場はL字ガードからスウェーで被弾を回避。サークリングしながらジャブを飛ばし相手に的を絞らせなかった。中村は豊富な手数で攻め立てたが最終6回、大場は右カウンターを決めてポイントを奪った。採点は割れたが大場を支持。引退試合に臨んだ大場が最終試合を勝利した。
引退セレモニー
 試合終了後に行われた引退セレモニーでマイクを握った大場は「見応えのある試合ではなかったと思うが、自分が理想とするボクシングができた」と言うと、「17歳でデビューしてもうすぐボクサー定年の37歳を迎える。6年のブランクがあるが、ずっとボクシングのことばかり考えていた。ピークを過ぎてもこうして見に来てくれたお客様には感謝しかない。選手としての夢は終わったが、これからもボクシングとはつながっていきたい」と最後の挨拶をした。
 19年間のボクサー人生に終止符を打った大場に会場から惜しみない拍手が送られた。
「勝ててホッとしている」
 全試合終了後に囲み取材に応じた大場は「試合をしながら年齢を感じた。『今日で最後か』と思いながら戦っていた」とリング上での心境を口にすると「今日はコンディションが良かった。最後に復帰できて満足している」と自身の出来に納得の表情を浮かべた。

 前回の湊義生(JM加古川拳)戦では相手のパワーの前に持ち味を発揮できずに敗れた。大場は「良いところが一つもなかった。スピードと反射神経が落ちているのはわかっている。それでも区切りをつけたくてどうしても試合がしたかった」と、単身赴任していた神戸から家族が住んでいる名古屋に戻り、現役時代に何度も出稽古でスパーリングをした大橋弘政会長の名古屋大橋ジムに移籍した。
左:教え子の能嶋宏弥(薬師寺)
 2014年9月の試合を最後に一度ボクシングから離れた大場は、薬師寺ジムでトレーナーとして選手を指導していた時期がある。奇しくもその時の教え子である2020年全日本ウェルター級新人王の能嶋宏弥(25=薬師寺)もこの日、セミファイナルに出場し、岡田翔真(24=姫路木下)に初回KO勝ちした。

 能嶋は「大場さんが良い試合をしていたので刺激を受けた」と笑顔を見せた。今も毎試合動画を送りアドバイスをもらっているという。
おつかれさまでした
 今後は、今の仕事を続けながら週1回、名古屋大橋ジムでトレーナーを務め、さらに毎週土曜日に名古屋市内の公園でパーソナルボクシング教室を開く予定だ。

 大場は「やれることはすべてやり切った。幸せです」と話すと、「ボクサー定年のルールがあるので納得せざるを得ない。ボクサー全員が世界チャンピオンを目指すわけではない。今日で僕のボクシング人生は終わり。これで引退します。今までどうもありがとうございました」と頭を下げて会見を切り上げた。

生涯戦績:42戦37勝((14KO)4敗1分

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