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[共同会見]2021.7.12

井岡一翔とJBC永田有平理事長が会見

 JBC(日本ボクシングコミッション)永田有平理事長とWBO世界スーパーフライ級チャンピオン井岡一翔(Ambition GYM)が12日、東京ドームホテルで会見を開いた。

 会見の冒頭、永田理事長より井岡本人と井岡の家族に対して直接謝罪があった。これに対して井岡は「私が指摘した全ての点に対して謝罪を受けた」とし、正式に「謝罪を受け入れる」と述べた。


JBCの謝罪を受け入れた井岡一翔

 井岡が提出していた要望は以下の4項目。

  1. JBC執行部の責任を認め、現役員が退任すること
  2. 個人情報がマスコミにリークされた原因を追求し明らかにすること
  3. ドーピング規定を整備し、ドーピング検査を国際基準にさせること
  4. 井岡・田中両選手に対して誠意ある謝罪をし、名誉回復措置を講じること

 6月にJBC理事会に対して、永田理事長本人と浦谷信彰理事は進退伺を提出したという永田理事長は「JBCの理事会に審議してもらいたい」とした上で、今後はドーピング検査の管理と運営の改善、情報漏洩防止のためのJBCのガバナンスの強化と改善に努めることを誓った。

井岡一翔、再始動!

 日本を代表する現役世界チャンピオンを巻き込んだ一連の騒動に対する直接謝罪までに数ヶ月以上かかったことに関して永田理事長は「時間がかかったのは問題が大きかったから」とし、この日の謝罪で終わりにするのではなく、再発防止に向けて課題に取り組むと繰り返した。

 この日の会見を受けて「一つのケジメとする」と話した井岡は「謝罪を受け入れて次に進まなければならない。簡単ではないけど次の試合に向けて進んでいこうと思う。日本ボクシング界を盛り上げていけるように頑張っていきたい」と次の試合に向けて、「トレーニングと勝つことに集中したい」と語った。


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