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[試合後会見]2021.6.24

山内涼太vs中山祐太! 豪快KO決着!

 WBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチ、王者の山内涼太(26=角海老宝石)対同級8位の中山祐太(25=一力)が24日(木)に後楽園ホールで開催された「SLUGFEST.19」のメインイベントで行われた。
 山内の強打が火を噴いたのか、それとも中山がアップセットを起こしたのか――。試合は序盤に大きく動いた。
山内涼太(角海老宝石)が初防衛
 パワーの差を見せた山内が初防衛に成功した。山内は、相手の上下のコンビネーションに冷静に対応すると、ジャブから左ボディを痛打。2回に左ボディから右ストレートを決めてダウンを先取。その後も中山の攻撃をブロックすると左を軸に攻め立てた。6回、山内は左フックで2度目のダウンを奪うと、7回に連打から左フックで勝負を決めた。
「今日は左がよく当たった」
 試合後に囲み取材に応じた山内は「練習してきた左はよく当たったが、そこから先が何もできなかった。いつもよりかはムキにならなかったと思う。初防衛戦のプレッシャーはなかったが、同門の雅さん(鈴木雅弘=前日本スーパーライト級王者)や福永さん(福永亮次=スーパーフライ級アジア3冠王者)がタイトル戦で勝って、ジムに良い流れが来ているので、負けられないという重圧はあった。今日の内容では世界はまだまだです」と試合を振り返った。
右:阿部弘幸トレーナーも合格点を与えた
 会見に同席した阿部弘幸トレーナーは「初回からジャブの距離感が良かったが、そこから繋げることができず大振りになっていた。そこを修正したら世界ランカーらしくなると思う」と、まずは反省点を挙げたが「今日はパンチをもらっていないし、安心して見ていられた。全体的には良かったと思う」と合格点を与えた。
 今後の目標を聞かれた山内だが具体的には挙げず「会長や阿部さんに任せて決まった試合を勝っていく」とさらなる飛躍を誓った。
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