井上尚弥がトップランクジムで初練習

　大橋ボクシングジムは13日、WBA(世界ボクシング協会)バンタム級スーパー王者、IBF(国際ボクシング連盟)同級統一王者の井上尚弥(28=大橋)の様子を伝えた。
　井上は、ヴァージンホテル・ラスベガスで行われたトップランク興行、WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級暫定王座決定戦、シャクール・スティーブンソン(23=米)対ジェレミア・ナカティア(31=ナミビア)戦のテレビ中継にゲストとして呼ばれ、生中継で全米に放送された。

　井上対ダスマリナスのWBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチは、6月20日(日)午前10時30分からWOWOWプライムで生中継する。また試合前日の6月19日(土)には、「いよいよ!井上尚弥出陣!井上尚弥&中谷正義!世界へ羽ばたく侍ボクサー!」と題した特別番組も無料放送される。

　井上は、元世界2階級制覇王者で、現在は解説者のアンドレ・ウォード氏と実況のジョー・テセトール氏の質問に答えた。20分ほどの生出演だったが、この映像が編集されメインイベントまでに何度か流れた。

　番組出演終了後は足早に会場を後にし、今回の試合では初となるトップランクジムで練習した。

　シャドーボクシングの後は、従兄弟で元日本・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の井上浩樹(29)とのマススパーを行い、サンドバッグ打ちでメニューを消化した。