小堀、気持ちで勝つ…

　12日、小堀祐介(角海老宝石)が挑戦するWBA世界ライト級タイトルマッチ「KAMIKAZE」の正式決定記者会見が東京・角海老宝石ジムで行われた。
　会見には挑戦者の小堀、JPBAファイティング原田協会長、大会総合プロデューサー萩森健一氏らが出席。萩森氏は会見で「今大会はボクシングファンなら決して見逃せない一戦になるでしょう。7年振りとなるライト級世界戦で小堀選手が勝てば、畑山選手に続きライト級3人目の日本人世界チャンピオンが誕生します。しかし、王者アルファロは下がらないファイターで小堀選手も同じ。倒すか倒されるかの試合になるでしょう。5月19日は、これこそ本物だというボクシングをファンにお見せします」と今大会を力強くアピールした。
また世界初挑戦の小堀も「皆さん、お集まり頂き有難うございます。アルファロはパンチの強いファイターですが、僕はチャレンジャーです。最初から行きます。気持ちで負けない様に戦います。5月19日は頑張りますので応援、宜しくお願いします」とコメント。ベルト奪取への意欲を見せた。
　今大会のセミファイナルで行われる、WBA世界ライト級1位・ポーラス・モーゼス(ナミビア)=22勝(16KO)全勝との対戦が決定した日本Sライト級7位・加藤善孝(同ジム)も会見に臨み「とんでもなく強い相手ですが、精一杯ぶつかります」と世界トップレベルで自分の力を試してみたいと語った。
　アルファロVS小堀。両者下がらないファイター同士の戦いは、KO必至の打撃戦が予想される。5月19日、最後にリングに立つのは果して…。