IBFフライ級戦ムザラネvsエドワーズ前日計量

　英国・ロンドンのヨーク・ホールで30日(日本時間5月1日)に開催されるIBF(国際ボクシング連盟)フライ級タイトルマッチ。王者モルティ・ムザラネ(38=南アフリカ)対挑戦者WBO(世界ボクシング機構)同級2位サニー・エドワーズ(25=英)の前日計量が行われた。

　セミファイナルにはWBO・スーパーバンタム級1位マイケル・コンラン(29=英)vsWBO同級9位イヌオット・バルータ(27=ルーマニア)のスーパーバンタム級10回戦がセットされた。

　フライ級リミット50.8kgを王者ムザラネが100gアンダーの50.7kgで合格。対する挑戦者エドワードは300g少ない50.4kgでパスした。

　これが4度目の防衛戦となるムザラネは、IBF同王座を18年7月に決定戦で再載冠。その後は19年5月にV2戦で黒田雅之(34=川崎新田)、同年12月のV3戦で八重樫東(大橋→引退)をそれぞれ日本で退けた。英国のMTKグローバルとマネージメント契約を結び、初の英国進出戦でV4を目指す。

　前WBC世界フライ級王者チャーリー・エドワーズ(28=英)の弟サニーはここまで15戦全勝(4KO)を記録。兄と同じくパワーレスながら、スイッチとフットワークを活かすアウトボクシングが持ち味で、全勝で世界初挑戦に挑む。

　スーパーバンタム級リミット55.3kgをコンランは100gアンダーの55.2kgでクリア。対するバルータはリミット55.3kgで秤を降りた。

　ロンドン五輪銅メダリストのコンランは、14戦全勝(8KO)でWBO同級1位に上がってきた。今回、デビュー2戦目まで戦っていたスーパーバンタム級に階級を下げて挑むコンランは世界初挑戦に向けて、スペインを軸に活動する世界ランカーのバルータを迎える。

　プロモートはクイーンズベリー・プロモーションズ、中継は英国がBTスポーツ、米国ではESPN +で生配信される。