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[試合後談話]2021.4.14

続・四国旋風!徳島の川浦龍生に注目!

 日本スーパーフライ級3位の川浦龍生(27=川島)が14日、後楽園ホールで開催された「アンタッチャブルファイト」のメインイベント、バンタム級8回戦に出場。元日本ランカーの田之岡条(27=小熊)と対戦した。デビューから8戦全勝の川浦がタイトル挑戦に弾みをつけたのか?それとも田之岡が連敗を脱出してランキングへの返り咲きを果たしたのか――。
 サウスポー同士の一戦は中間距離で激しいペース争いが繰り広げられた。
川浦龍生(川島)がワンパンチKO!
 初回は、田之岡がジャブから左ストレートを繰り出し先制攻撃を仕掛けるが、川浦は冷静に対応すると左カウンターのタイミングを図った。勝負が決まったのは3回。川浦は左ストレートを決めて痛烈なダウンを奪うとレフェリーはノーカウントで試合をストップした。
KO劇を振り返った
 試合後に囲み取材に応じた川浦は「相手はイラつかせようとしていたので、長いラウンドをかけて戦うことを想定したが、途中で良いパンチが入った。ジャブをもらわずにリズムに乗せないようにした。倒して『これは立てないな』と思った」と会心のKO劇を振り返った。
「日本チャンピオンになりたい」
 川浦のターゲットは、スーパーフライ級アジア3冠王者の福永亮次(34=角海老宝石)だ。昨年12月に行われた前日本王者の中川健太(35=三迫)との王座統一戦を会場で観戦した川浦は「王者同士の意地がぶつかり合った試合だった。気持ちの強さを出していかないとベルトを獲ることはできない」と刺激を受けたようだ。
「試合毎に良くなっている」
 会見に同席した川島郭志会長は「序盤で決まるかダラダラ進むかのどちらかだと思っていた。スパーリングでもカウンターのタイミングが良くなっていて、試合でも出せるようになってきた」と愛弟子の勝利に納得の表情だった。
 次戦は、自主興行に出場させる意向を示したが、「ランキング上位なので様子を見ながら決めていきたい」と日本王座挑戦者決定戦も視野に入れる。
目標は徳島で凱旋試合!
 続けて「これからもっと面白い試合を見せられると思う。これからの龍生を楽しみにしていきたい」と期待を寄せた。
 「チャンピオンになったら」と前置きした上で、川島会長と川浦の地元である徳島県での凱旋防衛戦の計画があることを明かした。

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