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[試合後会見]2021.4.11

下町俊貴vsサンダー照屋はKO決着!

 日本スーパーバンタム級9位の下町俊貴(24=グリーンツダ)が11日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「CRASH BOXING.22」のメインイベント、スーパーフェザー級8回戦でサンダー照屋(25=平仲)と対戦した。
 主戦場のスーパーバンタム級から2階級上げた下町と沖縄から乗り込んできた照屋の攻防に視線が注がれた。
右:下町俊貴が仕留めた
 自主興行初のメインイベンターを務めた下町がタイトル挑戦を大きくアピールした。サウスポー下町は、ジャブでリズムを作ると左ボディアッパー、ワンツーでペースを掌握。照屋はボディを叩き反撃に転じるが、下町は落ち着いた試合運びを見せると3回に逆ワンツーから連打を浴びせてフィニッシュした。
「階級の差を感じた」
 試合後に囲み取材に応じた下町は「(照屋選手は)ジャブを打っても怯まないし、ガードをしていてもパンチ力を感じた。相手の顔が跳ねあがったら一気に仕留めようと思った」と2階級上での試合を振り返った。今回は試合が決まらなくてスーパーフェザー級での試合となったが、スーパーバンタム級で頂点を目指す。
日本タイトルに標準を合わせる
 会見に同席した本石昌也会長は「2階級上の相手に常に倒しにいくパンチを打ち込んでいた。成長を感じた」と合格点を与えると、「古橋選手に挑戦状を出したいと思います」と今年の1月に新チャンピオンに就いた日本スーパーバンタム級王者の古橋岳也(33=川崎新田)のベルトを狙う意向を示した。
 次回の「CRASH BOXING」は8月8日(日)に大阪枚方市総合体育館で行われる予定だと明かした。
スーパーバンタム級を盛り上げる
 横で聞いていた下町は「タイトルは欲しいが、スタミナやタフネスを含めて日本のトップレベルまでいっているかはまだわからない。これからも精進していきます」と控えめに語った。
小川ゆうじリングアナウンサー
 コロナ禍以降、リングアナウンサーとラウンドガールはリング下での活動となっていたが、今回の興行では試合の1時間半前に抗原検査を受けて全員陰性結果となっため、リング上で会場を盛り上げた。
 リングアナを務めた小川ゆうじ氏(49)(は「久しぶりにリング上でアナウンスしたので緊張した。近くで選手の引き締まった表情などを見て、こちらもいつも以上にピリッとした。無事に興行を終えることができて良かった」と感想を口にした。

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