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[海外試合結果]2021.4.11

WBOライトヘビー級王座決定戦

 トップランク社が米国・オクラホマ州のオサジ・カジノで10日(日本時間11日)、WBO(世界ボクシング機構)ライトヘビー級王座決定戦を開催した。WBO同級1位ジョー・スミス.Jr(31=米)と、WBO同級2位マクシム・ウラソフ(34=ロシア)が世界王座初載冠を目指しリングに立った。

スミスが判定で世界王座初載冠

 初回から1発を打ち込むスミスと、細かく連打を出すウラソフの構図で試合が開始。大振りで空を切るスミスに対して、ウラソフは軽打で前半にポイントを集めていった。中盤に入るとスミスもペースを取り戻そうとスイッチなどを織り交ぜ、7回には左フックを決めた。ウラソフの手打ちが有効に映る中、11回の終盤にボディでダメージを与えたスミスが連打を見舞うと、クリンチを試みるウラソフが膝をキャンバスに着けた。しかし、レフェリーは間に入った際に、スミスの加撃があったとしてウラソフに休憩を与えた。その後、12回まで終えて決着は判定に進むと、2-0(114-114、115-113、115-112)でスミスが勝利。2度目の挑戦で世界王座を獲得した。

 厳しい内容ながら王座を獲得し、今後WBC&IBF同級統一王者アルツール・ベテルビエフ(36=ロシア)との統一戦が敷かれていくであろうスミスの戦績は30戦27勝(21KO)3敗。軽打ながらよりペースを掴み勝利したかにも映ったウラソフは49戦45勝(26KO)4敗となった。


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